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爆速SvelteKit + tailwindcss-jit の学習環境を作って Vercel にデプロイする

Last updated at Posted at 2021-04-02

image.png

「ビルドが早くて開発体験が良い」

大まかな流れ

  1. Svelte + tailwindcss のプロジェクトを作る
  2. GitHub にプロジェクトを追加(割愛)
  3. Vercel にデプロイ

おまけ
Vite (ヴィート)はなぜ早い?

追記

  • @tailwindcss/jitは`tainwindcss本体にv2.1から取り込まれました(2021/4/6)

1. Svelte + tailwindcss のプロジェクトを作る

SvelteKitアプリケーションを作る

mkdir sveltekit-ts-tailwindcss
cd sveltekit-ts-tailwindcss
npm init svelte@next

下記の設定を対話モードで設定していきます。

  • TypeScriptを使うか
  • スタイルの当て方(CSS / Less / SCSS)
  • ESLintを使うか
  • Prettierを使うか

今回はTypeScript使う、CSS、ESLint使う、Prettier使うを選択します。

image.png

そうすると、プロジェクトがスキャフォールドされるので、起動してみます。

yarn install
yarn dev --open

2秒で起動しますっ:rocket:
(timeコマンドを先頭につけると計測できます)

time yarn dev --open
real	0m1.983s
user	0m0.168s
sys	0m0.046s

image.png

ctl + C でいったん停止します。

@tailwindcss/jitをインストールする

npx svelte-add@latest tailwindcss
yarn install

2021/10/13更新: jittailwindcssのデフォルト設定になったので、--jitは不要になりました。 @tamanugiさんありがとうございます!

yarn dev --open

3秒で起動しますっ:flushed:
(初回ビルドとは思えない早さ!!)

time yarn dev --open
real	0m2.918s
user	0m0.179s
sys	0m0.049s

tailwindcssが有効かコードを少し変更してみます。

src/routes/index.svelte
- <main>
+ <main class="bg-black">
    <h1>Hello world!</h1>
+   <p class="text-xl text-white">「tailwindは有効です」</p>

image.png
変わった!

2. GitHub にプロジェクトを追加(割愛)

こちらをご覧ください :bow:

Gitでのユーザー名やメールアドレスを変更したい場合はこちらをご確認ください :bow:

3. Vercel にデプロイする

SvelteKitには、ビルドされたアプリを受け取り、指定したプラットフォームごとに最適化された出力をするアダプターが用意されています。
20201/04/04時点で、SvelteKitドキュメントから確認できるのは以下の通りです。

Vercelアダプターを設定

Vercel用のアダプターをインストールしましょう。現時点では、バージョン指定で@nextをつけないとbuildでエラーになるのでお忘れなく。不要なnode用アダプターはアンインストールします。

yarn add -D @sveltejs/adapter-vercel@next
yarn remove @sveltejs/adapter-node
package.json
	"devDependencies": {
-		"@sveltejs/adapter-node": "next",
+		"@sveltejs/adapter-vercel": "^1.0.0-next.10",

続いて、ビルド時にVercelアダプターを使うように設定します。

svelte.config.js
- const node = require('@sveltejs/adapter-node');
+ const vercel = require('@sveltejs/adapter-vercel');

module.exports = {
	kit: {
		...
-		adapter: node()
+		adapter: vercel()
	}
};

では、さっそくビルドしてみましょう!ビルドコマンドを実行します。

yarn build

すると、.vercel_build_output が出力されました。
これはソース管理する必要がないので .gitignore に追加しましょう。

.gitignore
...
.vercel_build_output

さて、うまくビルドできたところで、いったんGitHubに最新ソースをコミットしておきます。

git add .
git commit -m "add adapter-vercel"
git push

Vercelにプロジェクトを作成

GitHubのリポジトリを公開してみましょう :earth_asia:

VercelにログインしたらNew ProjectからGitHubリポジトリをImportします。

Vercelからリポジトリへのアクセスを許可する

(既に設定済みの方はスキップしてください。)
初回の場合、まずはVercelからリポジトリへのアクセスを許可する必要があります。
image.png

GitHubのダイアログが表示されたら、リポジトリを選択して保存します。
image.png

先程のVercelの選択画面に許可したリポジトリが表示されるので、Importボタンをクリックしてください。
image.png

個人アカウントなので PERSONAL ACCOUNT を選択します。
image.png

TOP階層を選択します。
image.png

OUTPUT DIRECTORY に.svelteを入力してDeployボタンをクリックしてください。
約38秒後、世界が震撼します :volcano:
image.png

デプロイが成功したらアクセスしてみてください。
おめでとうございます!!
image.png

ここまでできた方は以下やってみてください

(実は、これは社内勉強会の資料なのです...:bow:

  • ページの追加
    • SvelteKit#Routingを参考にして
    • src/routes/about.svelteファイルを追加してlocalhost:3000/aboutにアクセスしてみる
  • tailwindをサンプルから使ってみる
    • tailwindcomponentsにアクセスする
    • サイト内でCardとかで検索し、気に入ったコンポーネントを選択
    • コンポーネント詳細画面でShow Codeをクリックし、コードを表示してabout.svelteファイルに貼り付ける
  • tailwindを試してみる

Appendix

Vite (ヴィート)はなぜ早い?

SvelteKitのビルドが早い理由として、ノーバンドラーツールであるViteを採用していることが挙げられます。
ViteはGO製のesbuildで依存関係を事前解決するため非常に高速です。

  • three.jsのビルド時間は他のビルドツールより10-100倍高速です。
    image.png
    引用元『esbuild

  • ファイル変更すると関連するモジュールのみ置き換えます。ViteはネイティブESMを介して実行するため、他のバンドラーのHMR機能より高速です。(キャッシュも強力らしいので、時々変更した内容が反映されないのはこのためか!?)
    image.png

参考サイト

https://kit.svelte.dev/docs
https://github.com/svelte-add/tailwindcss

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