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IBM CloudAdvent Calendar 2023

Day 22

ROKSでODFを使う

Last updated at Posted at 2023-12-22

Red Hat OpenShift on IBM Cloud (ROKS) で OpenShift Data Foundation (ODF) をセットアップする手順のご紹介です。

ROKS クラスターでは、OperatorHub からの ODF のインストールはサポートされていません。 ODF をインストールするには、クラスター・アドオンをデプロイします。

参考:
VPC クラスターへの OpenShift Data Foundation のデプロイ

注)当記事は、2023年12月にROKS (OpenShift 4.12) で検証した内容に基づいており、今後変更される場合があります。

ODF専用ワーカー・ノード用ワーカー・プールの追加

今回、ODFポッドのみを実行するワーカー・ノードである ODFノード を作成します。ODFノード用のワーカー・プールを作成します。
ワーカー・プール画面にて、追加をクリックします。
workerpool1.png
ワーカー・プールの追加 画面にて、必要事項を入力して 作成 をクリックします。
workerpool2.png
ワーカー・プールが作成され状況がアクティブに変わります。
workerpool3.png
しばらくすると、ワーカー・ノードが作成されます。状況が 通常 になるまで待ちます。
workerpool4.png

次のステップで使用するので、ODFノードのプライベートIP をメモします。

ODFアドオンのインストール

クラスターの 概要 画面の下の方にある アドオン の中から OpenShift Data Foundation カードの インストール をクリックします。
odf_addon1.png
アドオンのインストール: OpenShift Data Foundation 画面にて、希望のストレージサイズ、先程メモしたODFノードのプライベートIPなど、必要事項を設定し インストール をクリックします。
odf_addon2.png

OpenShift Data foundation アドオンの状態が 通常 になるまで待ちます。(今回は10分強で 通常 になりました。)
odf_addon3.png

確認

OpenShift Web コンソールを起動して、ODFの状態を確認します。

アドオンをインストールしたことにより、OpenShift Data Foundation Operator がインストールされていました。
operator.png

「ストレージ」の Data Foundation ダッシュボード が使用可能になっています。
Data_Foundation.png

3ノード構成で指定した容量のStorageSystemができています。
StorageSystem.png

ODFアドオンのインストール時に指定した、ODFノードだけで ocs-storagecluster ができています。
StorageSystem_nodes.png

ODFのStorageClassができています。
storageclass.png

しかし、StorageClass ocs-storagecluster-ceph-rgw がないことに気づきました。

Tips: StorageClass ocs-storagecluster-ceph-rgw について

こちらによると、StorageClass ocs-storagecluster-ceph-rgw はデプロイするインフラストラクチャーによってデプロイされる場合とされない場合があるとのことです。「MCG がバッキング ストアとして使用する ObjectStore を直接プロビジョニングできる場合には、デプロイされません。」とあり、ROKSの場合はこれに該当していると考えられます。ocs-storagecluster-ceph-rgw が必要な場合は手動でデプロイ可能です。

ODF専用ワーカー・ノードの設定

必要に応じて、ODFノードにODF専用ワーカー・ノードの設定をします。

第7章 Red Hat OpenShift Data Foundation に専用のワーカーノードを使用する方法

実行例:

# for node in 10.242.0.13 10.242.64.7 10.242.128.8; do
>  oc label nodes $node node-role.kubernetes.io/infra="" --overwrite
>  oc adm taint nodes $node node.ocs.openshift.io/storage="true":NoSchedule
> done
node/10.242.0.13 labeled
node/10.242.0.13 tainted
node/10.242.64.7 labeled
node/10.242.64.7 tainted
node/10.242.128.8 labeled
node/10.242.128.8 tainted
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