1.はじめに
テレワークの普及により、ノートPCの持ち出しが当たり前になりましたよね。
しかし、
- PCの紛失
- 盗難
- 不正持ち出し
による情報漏えいリスクも高まっています。
そんなリスクを軽減するのがWindowsの標準機能であるBitLockerです。
本記事では、BitLockerの仕組みを初心者向けに解説します!
2.BitLockerとは
BitLockerとは、
Windowsに搭載されているディスク暗号化機能
です。
PC内のデータを暗号化することで、第三者による不正な読み取りを防ぎます。
3.なぜ必要なの?
例えばPCを紛失した場合。
BitLockerなし
PC紛失
↓
SSDを取り外す
↓
別PCへ接続
↓
データ閲覧可能
BitLockerあり
PC紛失
↓
SSDを取り外す
↓
別PCへ接続
↓
暗号化済み
↓
データ閲覧不可
情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。
4.BitLockerの仕組み
BitLockerはドライブ全体を暗号化します。
ファイル
↓
暗号化
↓
SSDへ保存
利用者が普段PCを使うときは自動的に復号されるため、
ユーザーは暗号化を意識する必要はありません。
5.TPMとは?
BitLockerを理解するうえで重要なのがTPMです。
TPM(Trusted Platform Module)
PCに搭載されているセキュリティチップです。
役割
- 暗号鍵の保存
- デバイスの整合性確認
- 不正アクセス防止
6.回復キーとは?
何らかの理由で通常起動できない場合、
BitLockerは回復キーを求めます。
48桁の数字
の形式で保存されます。
例えば、
- マザーボード交換
- BIOS変更
- TPM異常
などの際に必要になります。
7.Microsoft Intuneとの連携
企業ではBitLockerをIntuneから管理できます。
管理者は
- 暗号化の強制
- 適用状態確認
- 回復キー管理
を実施できます。
管理者
↓
Intune
↓
BitLocker有効化
↓
PC
これにより運用負荷を減らしながらセキュリティを強化できます。
8. よくある誤解
誤解① パスワードを設定しているから大丈夫
WindowsログインパスワードとBitLockerは別です。
ログインパスワードだけでは、SSDを直接取り出された場合の対策になりません。
誤解② ウイルス対策ソフトと同じ
役割が異なります。
- Defender⇒マルウェア対策
- BitLocker⇒データ保護
両方必要です。
9.まとめ
BitLockerは、
「PCを守る」のではなく「PC内のデータを守る」ための仕組みです。
ポイントは次の3つです。
- ドライブ全体を暗号化する
- TPMで暗号鍵を保護する
- PC紛失時の情報漏えいリスクを軽減する
以上、BitLockerの説明でした!