はじめに
「Microsoft Graph API」という言葉を聞いたことはありますか?
IntuneやEntra IDを勉強しているとよく登場する技術です。
私自身、MD-102の学習を進めている中でGraph APIに触れる機会が増えました。
しかし最初は、
Graph APIって普通のAPIと何が違うの?
という状態でした。
この記事では、Microsoft365管理者向けにGraph APIの基本を初心者向けに解説しようと思います!
Microsoft Graph APIとは?
Microsoft Graph APIは、
M365の様々なサービスにアクセスするための統一されてたAPI
です。
Entra ID、M365、Intuneなどのデータへアクセスするための単一エンドポイントを提供しています。
例えば、
- ユーザー情報
- Teams
- Outlook
- OneDrive
- SharePoint
- Intune
などの情報を取得・操作できます。
Microsoft Graphでは、メール、ファイル、予定表、デバイス管理など幅広いサービスへのアクセスが提供されています。
レストランに例えると
初心者向けにレストランで例えてみます。
Microsoft 365は巨大なショッピングモールです。
中には、
- Teams
- Outlook
- OneDrive
- Intune
- Entra ID
という様々な店舗があります。
通常なら店舗ごとに窓口が異なります。
しかしGraph APIは、
「総合案内所」
です。
利用者は総合案内所に対して
- ユーザー情報を見せてください
- 予定表を見せてください
- デバイス一覧を見せてください
と依頼するだけで良くなります。
これがGraph APIのイメージです。
Graph APIで扱う代表的な情報
社内のMicrosoft Graph学習資料では、以下のようなリソースが紹介されています。
| リソース | 内容 |
|---|---|
| /users | ユーザー |
| /groups | グループ |
| /messages | メール |
| /events | 予定表 |
| /drive | OneDrive |
| /deviceManagement | Intuneデバイス |
| /security | セキュリティ関連 |
例えば、自分のユーザー情報を取得する場合は以下のようなリクエストを送ります。
Graph APIの代表的な例として /me エンドポイントを紹介します。
GET https://graph.microsoft.com/v1.0/me
Graph APIでよく使う操作
Graph APIはHTTpメソッドを利用して操作します。
Microsoft Graphの学習資料では以下の基本操作が紹介されています。
| 操作 | メソッド |
|---|---|
| 一覧取得 | GET |
| 作成 | POST |
| 更新 | PATCH |
| 削除 | DELETE |
例として、
ユーザー情報取得
GET /users
ユーザー作成
POST /users
ユーザー情報更新
PATCH /users/{id}
ユーザー削除
DELETE /users/{id}
のように利用します。
なぜMicrosoft 365管理者に必要なのか
MD-102では、
- Microsoft Intune
- Microsoft Autopilot
- Microsoft Entra ID
- Microsoft Graph
などの知識が求められます。
Microsoftの認定情報でも、Endpoint AdminidtratorはMicrosoft Graphを活用することが示されています。
管理画面では実施できない大量処理や自動化を行う際に、Graph APIが活躍します。
例えば、
- Intuneデバイス一覧取得
- ユーザー一括管理
- レポート生成
- PowerShellによる自動化
などです。
AIエージェントとの関係
CopilotやAIエージェントとも深く関係しています。
AI単体ではMicrosoft365の情報を取得できません。
そこで、
ユーザー
↓
AIエージェント
↓
Microsoft Graph API
↓
Microsoft 365
という流れで情報を取得します。
つまりGraph APIは、
AIとMicrosoft365をつなぐ橋渡し役
とも言えます。
まとめ
Microsoft Grapoh APIは
- Microsoft365の統一API
- Entra IDやIntuneとも密接に関係
- 自動化や運用効率化に活用可能
- CopilotやAIエージェントの基盤技術
という重要な技術です。
Microsoft GraphはMicrosoft365やEntra IDなどのデータへアクセスするための統一的な入口として提供されています。
IntuneやMD-102の学習を進めている方は、ぜひGraph APIにも触れてみてください!
学習の幅が一気に広がり、「なぜその技術が動いているのか」が見えるようになります!