はじめに
ラベルを付けることでレビューのやり取りがスムーズにいくようになった、実体験に基づくお話しです。
背景
少人数かつベンチャーだったこともあり、コードレビューの文化がありませんでした。
人によってコードがバラバラで、知識の共有もできていませんでした。
そこでコードレビューを提案し、導入することにしました。
ただ、これまでのバックグラウンドの違いもあり、議論が終わらなかったり、命令口調だったりで以下のような問題が起きました😭
💔 チーム内の雰囲気が悪くなってしまった
💔 レビューが終わらずタスクの進捗が悪くなってしまった
そこで導入したのがHRTとラベルです。
今回はラベルについてお伝えします🤗
HRTについては以下の記事を見ていただけると嬉しいです。
コードレビューを単純に導入するだけでは問題が起きた話 - HRT(ハート)の精神を大切にしよう!
ラベルとは?
レビューの意図を正しく伝えるために、コードレビューにつける分類のようなものです。
ラベル | 意味 |
---|---|
must | 必ず対応してほしい! |
imo | 自分の意見や提案、好み。 自分ならこう書くけどどうかな? |
nits | 細かい指摘。インデントやタイポなど。 |
ask | 質問や確認。コードの意味や背景が分からないから教えて!こういう理解でOK? |
suggestion | 提案。こうしたらどうかな? |
なぜラベルが必要なのか?
どういう意図でコメントしているのかを伝えることができるので、コミュニケーションがスムーズになります。
必ず対応すべきものが明確になるので、急ぎの際などに最低限対応するなど、状況に合わせての対応が可能になります。
ラベルをバッジで表示する
見やすくなるので視認性をあげることができます。
便利ツール
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Text Blaze
スニペット管理のブラウザ拡張機能です。入力を省略できるので超便利です。
以下の記事で登録方法を詳しく書かれているので参考になります。
プルリクエストへのコメントでは Text Blaze でラベルバッジをつけよう!
やってみた感想
ラベルをつけることでレビュアーの意図を理解しやすくなり、コミュニケーションがスムーズに行えるようになりました。
優先度も明確になり、状況に合わせて判断することができるようになり、レビューにかかる時間も短縮することができました👍
参考