最近、HoloLens日本語版RS5が出たこともあり
色々検証もかねて「Windows Device Recovery Tool」でイメージの焼き直ししたりInsider Preview版で更新したりと色々HoloLensいじっていたんですが。。。
とある不運に見舞われHoloLensが一時文鎮化しました。何があったかというとWindows Device Recovery Toolでセットアップ中にPC本体のOSが落ちてしまったという状況です。結果、USBをつないでもHoloLensとして認識しなくなりました。合わせて「Hello」と表示されて速攻で電源が切れる事態に。。。
ということで、一応その時の対処方法を残しておきます。
通常の「Windows Recovery Tool」で実施するリカバリについては以下の記事が参考になります。基本的にはツールで復旧するので一読しておくといいと思います。
HoloLensの工場出荷状態への戻し方、またはHoloLensを33万3千円の首飾りにする前にやった3つのこと
試した方法
通常HoloLensをUSB接続し「Windows Device Recovery Tool」を立ち上げると以下のようにHoloLensとして出てきます。
が今回はイメージが壊れているのでUSBで繋いでもHoloLensだと思ってくれません。よって以下のままになります。
こうなった場合の回避策は下の「電話が検出されませんでした」というボタンです。これを押すと各デバイス毎に特殊なオペレーションでデバイスを起動する方法が提示されます。
HoloLensの場合は「ボリュームの大」を押下したまま「電源ボタンを長押しする」です。これでHoloLensを起動すると電源ボタン付近のLEDの中央1点だけが点灯します。
この状態で、再度USBを接続してみてください。おそらく運がよければHoloLensとして認識してくれるでしょう。。。
なぜ、運がよければというと私の場合以下の状態から永遠に待たされる事態になりました。
一見何も解決していないように見えますが実がそうでもありません。この状態でさらに「電話が検出されませんでした」ボタンを押下し、もう一度選択肢の中からHoloLensを選びます。
すると、見慣れた画面が表示されます。
おそらくこの状況はUSBから自動的にHoloLensを検出できていないので「手動でHoloLens」だと主張することで無理やりイメージを書き込む方法と思われます。
結果
無事に復旧はしました。その後ちゃんとHoloLensも立ち上がりUSBでもHoloLensとして認識してくれます。
注意点
上記の対応を行うためには以下は守ってやった方がいいと思います。
- バッテリーはしっかり充電しておく
せっかくリカバリ目的で実施している作業途中で電源断するとさらに状況が悪化します。一応ツールでも警告はしれくれますが、バッテリー劣化のことも考えて40%以上は確保を。すでに半文鎮化して残量確認できない場合はHoloLens純正ACアダプタ&コネクタで1日餌やりを。 - USB接続はHoloLens純正のケーブルでPC本体と直結
ハブなどを挟んだり他の機器をつなぐとそれが原因でトラブルになるかもしれません。できるだけ余計なものは外して対処を。
最後に
私はこの方法で戻せましたが、必ず解決するかはわかりません。特に後者の「HoloLensとみなしてリカバリーする」は結構危ない機能ではあるので実施の際はご自身のHoloLensとよく相談の上、自己責任で対応をお願いします。