モードの種類
vimを立ち上げた瞬間はノーマル・モードです。カーソルを移動したり、文字を削除したり、コピーした文字列を貼り付けたりすることができます。
モードには以下のものがあります。
- ノーマル・モード
- インサート・モード
- ビジュアル・モード
- ビジュアル矩形・モード
- コマンドライン・モード
- 検索・モード
インサート・モード
文字を入力するにはキーボードのiを押します。コマンドライン(vimの一番下の欄)に入力可能になっていることがわかります。
-- INSERT --
または以下のように表示されます。
-- 挿入 --
この状態は入力が可能となります。インサート・モードを終わらせるにはキーボードのエスケープ・キーを押すか、ctrl+[を押します。
ビジュアル・モード
ノーマル・モードでキーボードのvを押します。するとコマンドラインに以下のように表示されます。
-- VISUAL --
または以下のように表示されます。
-- ビジュアル --
ビジュアル・モードでは文字列をコピーしたり、削除したりすることができます。インサート・モードを終わらせるにはキーボードのエスケープ・キーを押すか、ctrl+[を押します。
ビジュアル矩形・モード
ノーマル・モードでキーボードのctrl+vを押します。するとコマンドラインに以下のように表示されます。
-- VISUAL BLOCK --
または以下のように表示されます。
-- ビジュアル 矩形 --
ノーマル・モードに戻るにはエスケープ・キーまたはctrl+[を押します。
検索・モード
ノーマル・モードでキーボードの/を押します。コマンドラインにスラッシュが表示されます。続けて検索文字列を入力し、エンターキーを押します。
/検索文字列
ヒットした文字列がハイライトされます。複数の箇所がハイライトされている場合はキーボードのnキーを押すことによって次の該当箇所に移動します。
ハイライトを消すにはコマンドライン・モードでnohを入力すればよいです。
:noh
コマンドライン・モード
ノーマル・モードでキーボードの:キーを押します。するとコマンドラインに:が表示されます。
:
続けてコマンドを入力します。例えば、lsを入力すると開いているファイル一覧が表示されます。
:ls
ファイル操作関連
ファイルを開く。続けてファイルパスを入力。タブキーで補完可能。
:e ファイルパス
ファイルを閉じる。おそらく、buffer deleteの意味。
:bdelete
開いているファイル一覧を表示する。
:ls
表示しているファイルを変更する。ファイル一覧を表示する(:ls)すると開いているファイル一覧が表示され、ファイルに番号が振られていることがわかる。番号を確認してい以下を実行する。
:b ファイル番号
文字列削除
現在のカーソル位置から行頭までを削除(インサートモード):コントロールキーを押しながらuを押す。
ctrl+u
検索
ノーマルモードでスラッシュ(/)を入力すると検索モードに移る。そして検索文字列を入力する。
/検索文字列
ヒットした文字列がハイライトされる。nを入力すると順番にハイライトされた箇所にカーソルが移動する。Nを入力すると逆の順番でカーソルが移動する。
置換
カーソル行の置換をする。ヒットした最初の文字列が置換される。
:s/検索文字列/置換文字列/
カーソル行の全体を置換をする。
:s/検索文字列/置換文字列/g
ファイル全体を置換をする。
:%s/検索文字列/置換文字列/g
置換する前に置換候補を確認する。
:%s/検索文字列/置換文字列/gc
表示関連
行番号を表示する:ノーマルモードで:set number
:set number
行番号を非表示にする:ノーマルモードで:set nonumber
:set nonumber
ハイライトを消す。文字を検索した後にハイライトが残るのでそれを消す。
:noh
ファイラー
現在いるディレクトリのディレクトリとファイル一覧を表示する。
:edit .
日本語ドキュメント: https://vim-jp.org/vimdoc-ja/pi_netrw.html