8
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

UiPath (produced with UiPath Friends) Advent Calendar 2023

Day 24

【UiPath】バージョン「23.12」Community版まとめ

Posted at

はじめに

この投稿は、RPAツール「UiPath」で 2023年12月にリリースされた、バージョン「23.12」Community版について「個人的に」 まとめたものです。

情報ソース

情報は、以下の「UiPath公式リリース」を元にしています。

目次

今回紹介する内容は下記になります。

- 01)[Studio] Studioでオートパイロット(自然言語でフロー自動生成)
- 02)[Studio] デバッグ実行中にフローを変更可能に
- 03)[Studio] Alt+左右キーで前後移動
- 04)[Studio] 「新規プロジェクトでモダンを使用」設定が無くなった
- 05)[CodedAutomation] Excel 系の操作をサポート
- 06)[Activity] PowerShell を呼び出し アクティビティで「実行モード」選択
- 07)[Activity]「選択範囲を取得」と「範囲を選択」がモダンに追加
- 08)[Assistant] ランチャーに「タスクマイニング」を追加
- 09)[Assistant] エラー時に診断ツールで情報収集
- 10)[UIAutomation] 埋め込みブラウザのトリガーサポート
- 11)[UIAutomation] ブラウザウィンドウ系操作のトリガーサポート
- 12)[UIAutomation] JxBrowser 7のサポート
- 13)[UIAutomation] レコーダーで SAP、WPF、QT が認識可能に
- 14)[UIAutomation] クロスプラットフォーム で オブジェクトリポジトリ が使用可能に
- 15)[UIAutomation] Inject Js Script アクティビティの最新化
- 16)[UIAutomation] フォーム入力(ClipBoardAI相当のアクティビティ)
- 17)[ComputerVision] クロスプラットフォーム プロジェクトでの要素認識 等
- 18)[DocumentUnderStanding] 生成AIでの検証 等

01)[Studio] Studioでオートパイロット(自然言語でフロー自動生成)

「式エディタ」と「コード化されたワークフロー」で、入力欄に文章を書いて「紙飛行機?ボタン」を押すと、生成AIが対応するコードを用意してくれます。
uianime13.gif
uianime16.gif

02)[Studio] デバッグ実行中にフローを変更可能に

デバッグ実行中にフローの内容を変更できます(アクティビティの変更・削除・追加)
変更しても保存はされず、デバッグ実行終了時に「変更したものを保存しますか」と聞かれます。変更内容次第では、デバッグを中止する必要あり。
uianime15.gif

03)[Studio] Alt+左右キーで前後移動

「Alt+左」「Alt+右キー」で「前後のアクティビティに移動」できるショートカットキーが追加されました。

04)[Studio] 「新規プロジェクトでモダンを使用」設定が無くなった

無くなったということは「モダン使用がデフォルト」で、クラシックを使いたければ「フィルタで表示」させる必要があります。
image.png

05)[CodedAutomation] Excel 系の操作をサポート

「コード化されたオートメーション」で Excelアクティビティを使用できるようになりました。利用可能なアクティビティは、まだ一部ですが、拡充される予定です。

06)[Activity] PowerShell を呼び出し アクティビティで「実行モード」選択

利用可能な PowerShell SDK を使用するかを選択できるため、開発の柔軟性がさらに高まります。
image.png

07)[Activity]「選択範囲を取得」と「範囲を選択」がモダンに追加

クラシックにはある「選択範囲を取得」と「範囲を選択」アクティビティが、モダンに追加されました。
image.png
image.png

08)[Assistant] ランチャーに「タスクマイニング」を追加

アシスタント右側パネルの UiPath 製品セクションで、タスクマイニングが利用できるようになりました。
image.png

09)[Assistant] エラー時に診断ツールで情報収集

(製品版ライセンスでの利用時のみですが)エラー発生時の調査・チケット管理システムへの記録を楽にするために「エラー情報を保存しました」ダイアログが表示されるようです。(未検証)
image.png

10)[UIAutomation] 埋め込みブラウザのトリガーサポート

バージョン 23.10 以降、Slack、DiscordなどのElectronアプリ内にブラウザを埋め込まれている場合でも、トリガーを設定できるようになっていますが、23.12 では、CefSharp(WPF)のアプリにも対応したらしいです。(未検証)

11)[UIAutomation] ウィンドウ イベントのトリガーサポート

ブラウザウィンドウを指定した場合、ダウンロード開始やタブ操作などのイベントをトリガー設定できるようになりました。
image.png

12)[UIAutomation] JxBrowser 7のサポート

JxBrowser 7 で作成されたアプリの要素認識に対応しました。JxBrowser は ChromiumベースのJava系ブラウザライブラリです。

13)[UIAutomation] レコーダーで SAP、WPF、QT が認識可能に

Modern UI オートメーション レコーダーは、SAP Web GUI、SAP Win GUI、WPF、および QT 固有のセレクターをサポートするように拡張されました。

14)[UIAutomation] クロスプラットフォーム で オブジェクトリポジトリ が使用可能に

(Windowsプロジェクトだけでなく)クロスプラットフォーム で オブジェクトリポジトリ が使用可能になりました。※ UiAutomationパッケージの23.10以上を使用している必要があります
image.png

15)[UIAutomation] JSスクリプトを挿入 アクティビティの最新化

JSスクリプトを挿入(Inject Js Script)がモダンアクティビティ化され、モダンの要素認識・オブジェクトリポジトリ使用ができるようになりました。

16)[UIAutomation] フォーム入力(ClipBoardAI相当のアクティビティ)

Fill Form アクティビティが追加され、Clipboard.AI のように DataTable/Dictionary/Json などのデータを読み取り、指定のフォームに自動で入力してくれます。
image.png
※ アクティビティが見つからなかったので未検証です

17)[ComputerVision] クロスプラットフォーム プロジェクトでの要素認識 等

以下の改善がされました。

  • クロスプラットフォーム プロジェクト でも使用できるように
  • CVアクティビティで自動スクロールのオフセット(位置)指定
  • checked属性の取得

18)[DocumentUnderStanding] 生成AIでの検証 等

以下の改善がされました。

  • 認識結果の検証時に、生成AIでの読取結果と照合できるように
  • 抽出分類での生成AIへの入力プロンプトのサイズを 500 文字に増加
  • 入出力データの複数値サポート

終わりに

以上、23.12 Community版 のリリース内容まとめ でした。

8
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?