EclipseでJavaプロジェクトを作成する際、EGitを使ってGitを管理したり、コミット、プッシュする操作を覚えるための自分用メモです。
使用環境
PC:MacBook Air 2018
OS:macOS Sonoma 14.3.1
IDE:Eclipse 2023
Gitとは?
Gitは、ディレクトリやファイルの変更履歴を保存できる、分散型バージョン管理システムです。
Javaプロジェクトを作成する際、Eclipse(Pleiades)にはEGitプラグインが含まれているので、EclipseからGitの操作ができます。
GitとSSHキーを準備する
MacBookでGitとGitHubとの連携に必要なSSHキーを準備する方法は、以下の記事を参考にしました(PATHは/usr/bin/git、/usr/bin/ssh-keygen)。
https://prog-8.com/docs/git-env
GitHubのアカウントを作成する
GitHubのアカウントを持っていない場合は、アカウントを作成します。
アカウントを作成したら、先ほどの記事を参考にSSHキー(公開鍵)をコピーしてGitHubの設定からアカウントに追加します。
GitHubでリモートリポジトリを作成する
GitHubの「Repositories」のNewからリモートリポジトリを作成します。
「Add a README file」にチェックを入れれば、同時にREADMEファイルを作成できます(自分はチェックを入れませんでした)。
Eclipseでプロジェクトとローカルリポジトリを作成する
Eclipseで、リモートリポジトリにコミットをプッシュするプロジェクトを作成します。
作成したプロジェクトを右クリックして、「チーム」→「プロジェクトの共用」からコミットするローカルリポジトリを作成します。
(ローカルリポジトリを作成する際は、「デフォルト・ブランチ名」をmasterからmainに変更しました。)
作成が完了すると、プロジェクトフォルダがworkspaceからローカルリポジトリのルートに移動します。
(Macの場合、Command
+Shift
+.
で隠しファイルを見ると、ルートに.gitフォルダが確認できます。)
また、移動した後にプロジェクトを右クリックして、「リファクタリング」→「名前の変更」からプロジェクト名を変更してもプロジェクトのフォルダ名には反映されませんでした。
追記
上記の方法だとローカルリポジトリのルートディレクトリとプロジェクトのディレクトリが分かれてしまうので、ローカルリポジトリのルートにプロジェクトのファイルを配置する方法を以下の記事にまとめました。
.gitignoreファイルやREADMEファイルを準備する
プロジェクトフォルダ内に.gitignoreファイルが自動で作成されますが、追跡したくないファイル名を記述してもローカルリポジトリのルートの.DS_Storeが追跡されるため、.gitignoreファイルはローカルリポジトリのルートに移動させました。
ちなみに、.gitignoreファイルにはMacの.DS_Storeの他、隠しファイルの.classpathと.project、.settingsフォルダ、binフォルダを追加しました。
# Mac
.DS_Store
# Eclipse
.classpath
.project
.settings
bin
また、README.mdも合わせて、ローカルリポジトリのルートに追加しました。
Eclipseでコミット、プッシュをする
Eclipseでパースペクティブを「Git」にして、「Gitステージング」でコミットするファイルを「ステージされていない変更」から「ステージされた変更」に追加(add)して、コミット・メッセージを入力したら「コミット」からコミットできます。
プロジェクト名を右クリックして、「チーム」→「ブランチのプッシュ」からリモートリポジトリを指定してブランチにプッシュできます。