はじめに
MacでREADMEやメモなどのMarkdownファイル(.md)をよく見るなら、FinderのQuick Lookでそのまま中身を確認できるとかなり便利です。
Finderでは、ファイルを選んでスペースキーを押すとQuick Lookでプレビューできます。ただ、Markdownファイルの場合、環境によってはただのテキストっぽく表示されて、見出しや表がちょっと読みづらいことがあります。
そこで使いたいのがQLMarkdownです。以下にQLMarkdownを入れてMacでMarkdownファイルを見やすくプレビューする手順を紹介します。
QLMarkdownとは
QLMarkdownは、macOSのQuick LookでMarkdownファイルを見やすく表示してくれるアプリです。
一度入れておけば、Finderで.mdファイルを選んでスペースキーを押すだけで、Markdownが整形された状態で表示されます。
ただし、QLMarkdownはMarkdownエディタではありません。編集用のアプリではなく、あくまでQuick Lookで見やすく表示するための拡張機能です。
公式READMEによると、.mdだけでなく、.mdx、.qmd、.rmdなどのMarkdown系ファイルにも対応しています。
インストール手順
今回は、GitHub Releasesから最新版をダウンロードする方法で進めます。Homebrewを使わなくても入れられるので、Macに慣れていない人にもわかりやすい方法です。
2026年5月時点では、QLMarkdownのGitHub Releasesに1.5.1が公開されています。また、1.5.0以降ではアプリがコード署名・公証済みになっています。
1. GitHub Releasesを開く
以下のページを開きます。
最新リリースのAssetsから、QLMarkdownのアプリをダウンロードします。
2. QLMarkdownをアプリケーションフォルダに移動する
ダウンロードしたファイルを展開したら、QLMarkdown.appを/Applicationsフォルダに移動します。
3. QLMarkdownを一度起動する
アプリケーションフォルダに移動したら、QLMarkdownを一度起動します。
ここは忘れやすいポイントです。公式READMEでも、Quick Look拡張をシステムに認識させるためアプリを少なくとも一度起動する必要があります。
起動すると設定画面が表示されます。細かい設定はあとから変えられるので、まずはそのまま閉じても大丈夫です。
4. Quick LookでMarkdownを確認する
FinderでMarkdownファイルを選択して、スペースキーを押します。
見出し、リスト、コードブロック、表などが整形されて表示されれば設定完了です。
表示設定を変更する
QLMarkdownアプリを開くと、Quick Lookでの表示を好みに合わせて調整できます。
主に次のような設定があります。
- テーマ
- フォントサイズ
- シンタックスハイライト
- テーブルやタスクリストなどの拡張構文
- Mermaidや数式表示などの拡張機能
設定を変更したら、Command + Sで保存するか、メニューのFile > Save settingsから保存します。
保存しないとQuick Look側に反映されないことがあるので、変更したあとは保存しておきましょう。
Homebrewで入れる方法もある
Homebrewを使っている人なら、次のコマンドでもインストールできます。
brew install --cask qlmarkdown
ただし、2026年5月時点ではHomebrew Formulae上の表示がGitHub Releasesの最新状況とずれている場合があります。また、Homebrew側には非推奨予定と表示されることがあります。
そのため、この記事ではGitHub Releasesから最新版をダウンロードする方法をメイン手順にしました。
うまく表示されないとき
Markdownファイルを選んでスペースキーを押しても表示が変わらない場合は、次の順に確認してみてください。
- QLMarkdownを一度起動したか確認する
- macOSのシステム設定でQuick Look拡張が有効になっているか確認する
- Finderを再起動する
- Macを再起動する
Finderを再起動する場合は、ターミナルで次のコマンドを実行します。
killall Finder
それでも反映されない場合は、QLMarkdownを開いて設定を保存し直してから、もう一度Quick Lookを試してみてください。
まとめ
QLMarkdownを入れておくと、MacのFinderでMarkdownファイルをサクッと確認できるようになります。
エディタを開かずにREADMEやメモの内容を確認できるので、Markdownファイルをよく扱う人にはかなり便利です。
やることはシンプルです。
- GitHub ReleasesからQLMarkdownをダウンロードする
-
QLMarkdown.appを/Applicationsフォルダに移動する - QLMarkdownを一度起動する
- Finderで
.mdファイルを選び、スペースキーで確認する
一度設定しておけば、あとはFinderでスペースキーを押すだけでMarkdownをプレビューできます。
参考リンク
- QLMarkdown GitHub: https://github.com/sbarex/QLMarkdown
- QLMarkdown Releases: https://github.com/sbarex/QLMarkdown/releases
- Homebrew Formulae: https://formulae.brew.sh/cask/qlmarkdown
- AAPL Ch.「MarkdownファイルをmacOSのQuick LookでプレビューできるQuick Look機能拡張『QLMarkdown』がAppleの公証を取得。」: https://applech2.com/archives/20260411-qlmarkdown-macos-quick-look-extension-for-markdown.html