はじめに
タスク管理、何度挫折しましたか?
Todoist、Notion、Obsidian Tasks、色々試してきた人は多いと思います。僕もその一人でした。結局「タスクを書き出すだけで終わる」「見返さない」「やらないまま溜まっていく」——そんな経験、ありませんか?
今回、Clawdbot(Claude CodeベースのAIアシスタント)とObsidianを連携させて、AIが代行できるタスクを自動で処理する仕組みを作りました。
これは単なるタスク管理ではありません。「このタスク、AIにやらせればよくない?」を実現する仕組みです。
こんな人向け
📋 タスク管理ツールで挫折してきた人
アプリを入れて、タスクを書き出して、最初の数日は順調。でも気づいたら見なくなって、溜まったタスクを見て罪悪感を感じる——そんな経験がある人。
🤖 AIに任せられることは任せたい人
「これ調べておいて」「このドキュメント読んでまとめて」——自分でやる必要のないタスクをAIに投げたい人。でも、毎回チャットで指示を出すのは面倒。
🔗 Obsidianでナレッジ管理している人
タスクと知識を同じ場所で管理したい。タスクの成果物をそのままノートとして残したい。そんな人。
従来のタスク管理との違い
従来のタスク管理ツールは「人間がやる前提」で設計されています。
タスク追加 → リマインド → 人間が実行 → 完了チェック
でも、よく考えてみてください。タスクの中には「AIでもできるもの」がありますよね。
- 〇〇について調べる
- この記事を読んでまとめる
- このコードをレビューする
- ドキュメントを整理する
今回作った仕組みでは、タスクに「🤖(代行可能)」マークをつけておくと、AIが自律的に処理してくれます。
タスク追加 → 🤖マークあり? → AIが自動実行 → 完了報告
人間は「AIに任せるか、自分でやるか」を決めるだけ。
実装
Tasks.md の構造
ObsidianのワークスペースにTasks.mdを作成します。
# 📋 タスク
## 🔥 進行中
- [ ] AWS で Clawdbot を常時稼働させる 📅 2026-02-01 🔽
- [ ] 新機能のドキュメントを書く 📅 2026-01-30 🔼 🤖
## ✅ 完了
- [x] 溜まったメッセージ処理機能を実装 📅 2026-02-01 ✅ 2026-01-25 🤖
- [x] Everything Claude Code を調査 📅 2026-01-25 ✅ 2026-01-25 🤖
絵文字の意味
シンプルな絵文字でメタ情報を表現します。
| 絵文字 | 意味 |
|---|---|
| 📅 | 期限 |
| 🔼 | 高優先度 |
| 🔽 | 低優先度 |
| 🤖 | AIが代行可能 |
| 🔗 | 関連ノートリンク |
| ✅ | 完了日 |
ポイントは🤖マーク。これがついているタスクは「AIに任せてOK」という意思表示です。
ワークフロー
- タスク追加: 自分でTasks.mdに書くか、AIに「〇〇をタスクに追加して」と伝える
- 代行判断: 🤖マークをつけるかどうかは人間が決める
- 詳細確認: タスクの内容が曖昧なら、AIが追加で質問してくる
- 自動実行: AIが🤖マーク付きタスクを自律的に処理
- 完了報告: 終わったら「完了」セクションに移動し、関連ノートをリンク
曖昧なタスクには質問が来る
「これ調べて」だけだと、何をどこまで調べればいいかわかりませんよね。
この仕組みでは、タスクの詳細が不十分な場合、AIが追加で質問してきます。
例:
- 「〇〇を調査」→「どの観点で調べる?技術的な実現可能性?コスト?」
- 「ドキュメント整理」→「どのフォルダ?どういう構成にしたい?」
つまり、雑にタスクを投げても大丈夫。必要な情報はAIが聞いてくれます。これも従来のタスク管理ツールにはない特徴です。
ClawdbotがTasks.mdを読む設定
ClawdbotのワークスペースにTOOLS.mdを作成し、Obsidian Vaultのパスを記載します。
## Obsidian Vault
- **Vault Path:** `C:\Users\yourname\Documents\MyVault`
- **Tasks File:** `Tasks.md` ← タスク管理
これでClawdbotがTasks.mdを読み書きできるようになります。
実際の動作例
僕が「溜まったメッセージ処理機能を調査して」と伝えると:
- ClawdbotがTasks.mdに調査タスクを追加(🤖マーク付き)
- 調査を実行
- 結果をノートにまとめる
- Tasks.mdを更新(完了に移動、ノートをリンク)
結果として、Tasks.mdはこうなります:
- [x] 溜まったメッセージ処理機能 調査 📅 2026-01-25 ✅ 2026-01-25 🤖 🔗 [[Clawdbot-Research/溜まったメッセージ処理機能 - 調査結果]]
タスクの成果物がノートとしてリンクされる。これがObsidianでやる意味です。
なぜこれで挫折しにくいのか
1. タスクが「消化される」
従来のタスク管理では、タスクは「人間が消化しないと減らない」。だから溜まる。
この仕組みでは、🤖マークのタスクはAIが勝手に消化してくれる。タスクリストを見たときに「あ、これもう終わってる」という体験が得られる。
2. 成果物が残る
タスクを完了しても「で、何したんだっけ?」となりがち。
この仕組みでは、完了タスクに関連ノートがリンクされる。後から見返したときに、何をやったのか、何がわかったのかがすぐにわかる。
3. 判断だけに集中できる
やることは「このタスク、AIに任せていい?」を判断するだけ。
🤖マークをつけるかどうか。それだけ決めれば、あとはAIがやってくれる。
今後の展望
現在は「AIがTasks.mdを見て、🤖マークのタスクを処理する」という手動トリガーですが、以下を検討中:
- Heartbeat連携: 定期的にTasks.mdをチェックして、🤖タスクを自動処理
- 期限アラート: 期限が近いタスクを通知
- 優先度に基づく処理順序: 🔼高優先度から順に処理
まとめ
Clawdbot × Obsidianで、**「AIが代行できるタスクを自動処理する」**仕組みを作りました。
- Tasks.md: シンプルなMarkdownでタスク管理
- 🤖マーク: AIに任せるタスクを明示
- 自動実行: マーク付きタスクをAIが自律処理
- 成果物リンク: 完了タスクにノートをリンク
タスク管理で挫折してきた人こそ、「AIに任せる」という選択肢を試してみてください。
自分でやるべきタスクと、AIに任せるタスク。その判断だけに集中できるようになると、タスク管理のストレスがかなり減ります。