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【Laravel】実装コード上で.envの値はconfig()で取得する

Posted at

環境

Laravel Framework: 8.56.0
PHP: 8.0

env()では、なぜダメなのか

同じく.envの値を取得できるものに、env()があります。

image001.png

これだけ聞くと、
config()でもenv()でも良いように感じますが、
特定状況下で動作させると、差が明らかになります。

その特定状況下というのが、
config:cacheを実行した環境になります。

config:cacheって何?

通常では、
設定情報や環境情報を参照する際は、
コールする度に読み込みに行くのですが、
これではパフォーマンス(実行速度)が落ちることがあります。

そのため、
そういった情報をキャッシュ化することで
読み込みに行く時間を短縮する訳です。

つまり、config:cacheを実行することで
結果的に、パフォーマンスが上がることに繋がります。

.envが読み込まれない

本番環境では、
パフォーマンスを向上させようとconfig:cacheを実行することがあります。

その状況で、
config()env()はキャッシュされた情報から取得しようとすると・・・、

config/*.phpの情報は取得できるのですが、
.envの情報は秘匿され、取得することができません

image002.png

結果として、
config()では取得できるが、env()では取得できないということになります。

解決方法

では、どうすればよいのか。

それは、configディレクトリに新たなファイルを作成し、
そのファイル内でenv()をコールして、
.envの情報をconfigに持たせることです。

これにより、config()で取得することができます。

具体例

config/sample.php
<?php

return [
  'want-value' => env('WANT_VALUE'),
];

上記のconfigを追加すれば、
以下のように呼び出すことができるようになります。

実装している場所(コントローラなど)
<?php

// これで取得できる
$value = config('sample.want-value');


// これは取得できないことがある
$value = env('WANT_VALUE'); // nullの可能性あり

参考

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