環境
- Windows11 Pro
- pyenv-win 3.1.1
はじめに
pyenv-winはWindows環境において、
Pythonを利用する際に必須とも言えるバージョン管理ツールです。
しかし、インストールを行なって初期設定を終えた後は
記憶が忘却の彼方に行ってしまっていたので、記録に残しておきます。
pyenv-winについてざっくり説明
- 複数バージョンのPythonを管理し、切り替えを容易にする役割を担っています。
- 元はUnix系用の「pyenv」をWindows用にしたのが「pyenv-win」です。
- pyenv-win + venv でPythonの仮想環境を作れるので開発時に幸せになれます。
インストール方法
- 下記のコマンドを実行し、一時的にPowerShellポリシーの変更を行う。
実行すると、現在のPowerShellセッション内でのみポリシーが変わり
セッションを終了すると元のポリシーに戻ります。Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
2. 公式のGitHUbページのクイックスタートに従ってコマンドを実行する。
3. 環境変数などもよしなにしてくれているのでインストールは完了。
pyenv-winの本体の更新
- 公式のGitHubから最新版をzipでダウンロード
- pyenv-winフォルダ内にある、「libexec」と「bin」のディレクトリを最新版のものにいれかえる
- PowerShellで以下のコマンドを実行し、インストール可能なPythonのリスト更新する
pyenv update - しばらく待機し、処理がおわるのをまつ(doneなどの表示はされません)
- 下記コマンドを実行し利用できるPythonバージョンが増えていることを確認する
pyenv install -l
pyenv-winの各種コマンド
pyenv-winの情報確認の操作
- ヘルプを表示する
pyenv --help
- pyenv-winのバージョン確認
pyenv --version pyenv
Pythonインストール周りの操作
- インストール済みと、現在利用中のPythonを確認する
pyenv versions
- 現在のディレクトリで有効な Python を表示する
pyenv version
- インストール可能なPythonを一覧表示する
pyenv install --list
- インストール可能なPythonのリストを更新する
pyenv update
- 指定バージョンのPythonをインストールする
pyenv install PYTHON_VERSION
- 指定バージョンのPythonをアンインストールする
pyenv uninstall PYTHON_VERSION
Pythonバージョン切り替え
- globalで利用するPythonを指定バージョンのものへ切り替える
pyenv global PYTHON_VERSION
- 特定ディレクトリ内でのみ、指定バージョンの Python へ切り替える
pyenv local PYTHON_VERSION
- 指定バージョンのPythonのフルパスを表示する
pyenv which PYTHON_VERSION
Pythonバージョンの適用先用語
- system python
- pyenv-winを使わずに、直接インストールされているPythonを指定する
- global
- pyenv環境におけるデフォルトのバージョンを指定する
- local
- アプリケーション単位で指定する
- shell
- 現在のshellでのみ有効なバージョンを指定する
元に戻すコマンド類
- 利用するPython環境をsystemのものに戻す
※ コマンドを実行しても上手くいかない事があるが、その際は次のコマンドで代用する。
pyenv global system
- 切り替えたバージョンを外す
pyenv global --unset
あとがき
これでpyenv-win周りの知識が忘却の彼方に行っても大丈夫です!
プライベートだとほぼ使ってないのはナイショ
最近だと、uvというのが流行っているらしい。
安定性がどれだけなのかわからないが、キャッチアップしていきたいところです。
参考
- GitHub - pyenv-win/pyenv-win: pyenv for Windows.
- pyenvをWindowsにインストール
- pyenvの使い方(基礎編)をご紹介
- 【Python】pyenvのよく使うコマンドの使い方
- Python 環境構築ガイド