はじめに
HDD搭載で起動が遅くなったがために、ほぼ使われていなかった一体型PCにて
Ubuntuを利用できるようにした際の備忘録です。
Software
- Ubuntu 22.04
Hardware
-
FUJITSU FMVF90A3B
- ram 8GB
- Intel® Core™ i7-6700HQ CPU @ 2.60GHz × 8
- Mesa Intel® HD Graphics 530 (SKL GT2)
- 容量 3TB HDD (Windows10)
-
Buffalo スティック型SSD
- 容量 500GB
Ubuntuの導入
対象のPCにはHDDが使われており、SSD交換には分解が必要な機種となります。
今回は手間がかかる交換を避けたかったため、外付けのコンパクトなスティック型SSDを購入し、
そこへUbuntuのインストールを行っています。
USBインストールメディアの作成方法と詳細なインストール方法は割愛いたしますが
以降の項目はインストール後に起動を行った際に、発生した問題の修正を対応したものとなります。
音が鳴るタイミングでノイズが発生することの対処
Ubuntuを利用して問題なく起動できたが
動画などの視聴時に、音のなり始めのタイミングでノイズが発生するのに気が付いた。
検索してヒットした下記の記事を参考にし、対応したところ解消した。
- Ubuntuで音のなり始めにノイズが聞こえる場合の対処法
GRUBの不具合
GRUBの挙動が想定と違うものだったため、boot-repiarを利用して修正を行った。
修正後はGRUB上にて、Ubuntu or Windowsの選択も行えるようになった。
(ちなみにWindowsの指定自体は、PC起動時にF12連打でも行えます。
- grubのバグ?を修正した
マウントされたデバイスの非表示
Windowsが入っているHDDが自動でマウントされる状態だったため
GUIにて設定の変更を行った。
- Ubuntu 20でデバイスの自動マウントを無効化
キーボードレイアウトが表示されない
設定の入力ソースを、日本語 → 日本語(Mozc) の順番へ変更し
その後に、日本語項目の右側にある縦三点リーダーからレイアウトを表示させることが可能になった。
テンキーが使えない
設定より、キーボードレイアウトを表示させて
認識しているキー配置を確認し、無効化されていたNumlockを有効化
wifiが途切れる
5ghz帯を利用していたところ、頻繁に接続が途切れる問題が発生した。
色々と調査してみたが解消に至らず、5ghz帯から2.4ghz帯に切り替えたところ
途切れずに安定して接続できるようになった。
ディレクトリ名を英語に設定
下記のコマンドを実行し、設定を行っていたが
再起動後の画面にて、うっかり"Keep Old Names"を選択してしまい再設定するはめになった・・・
LANG=C xdg-user-dirs-update --force
- 【Ubuntu 20.04】ホーム内のディレクトリ名を英語にする
ディレクトリ名を英語に再設定
コマンドでの再設定(失敗)
まず、下記の記事を参考にして再設定を試みたが
Ubuntuのバージョンが違いすぎるためか解消にはいたらず。
- LANG=C xdg-user-dirs-gtk-updateを再設定する
手動設定
検索してヒットした情報を参考にして
フォルダ名の情報が記載されたファイルを手動編集し、再設定を行った
~/.config/user-dirs.dirs
- Ubuntuのデスクトップ環境のフォルダ名を日本語から英語にする
- Change the language of the home/user/ folders automatically
あとがき
UbuntuへとOSを切り替え、共用PCとして続投となった一体型PCですが
PC購入時に付属していたマウスとキーボードもそのまま使えるのもあり
ちょっとした調べものを行ったり、動画視聴などで大活躍してくれています。
家での共用PCがUbuntuってあんま聞かないなとは思いつつ
参考
- Ubuntuをインストールしないで快適に使う方法 Ubuntu22.04.03版
- XDG ユーザディレクトリ