pythonは世界中で使われている最もポピュラーなプログラミング言語の一つです。
その名前が何にちなんでいるかは調べたことのある人はわかるでしょう。
そう、イギリスのコメディグループモンティ・パイソンです。
もともとpypiはCheeseShopというコードネームで開発され、今もその呼び方で呼ぶ人がいるようにモンティ・パイソンは名前に関して多大な影響を与えています。
wheelもその例にもれずなのですが、その前に実際のスケッチ、日本語で言うショートコントを見てみましょう。
これは空飛ぶモンティパイソン第33話チーズ・ショップです。
あらすじをwikipediaからコピペすると:
ジョン・クリーズ演じる博識ぶった客(脚本では "Mousebender" と書かれている)がチーズ屋を訪れ、もったいぶった言い方で「チーズが欲しい」と店主に伝える。店主(マイケル・ペイリン)が表へ出て来て応対をするが、この店には「世界で最も人気なチーズ」であるチェダーすらも在庫が無い。一度、ウェンズリーデール(英語版)の時だけ店主が「はい!」と勢いよく答えるが、これは名前が「アーサー・ウェンズリーデール」(英: Arthur Wensleydale)だった店主が[注 1]、自分の名前を呼ばれたと勘違いして返事をしただけだった。
最後に客がチーズの在庫が本当にあるのか聞くと、店主は「勿論ですよ」と答える。客はその言葉を信用しようとせず、逆に「もし『いいえ』と答えたらお前さんの頭をぶち抜くぞ」と脅しをかける。店主が正直に、実は在庫が無いことを伝えるために「いいえ」と答えると、客はたちまち店主の頭を拳銃で撃ち抜く。
聞き取りに自信のある方はぜひご自身で楽しんでほしいのですが、聞き取りづらいところもあるので台本のリンクを置いておきます。
https://montycasinos.com/montypython/scripts/cheese.php.html
あらすじはwikipediaの通りなのですが、チーズショップというだけあって後ろに大きいチーズが丸々のっています。(劇中で触れられていませんでしたが一体なんのチーズ何でしょう?)
この後ろにあるチーズこそがwheelなのです。
a wheel of cheeseで円盤型のチーズ一個という意味になります。
wheelとは車輪とかそういうことではなかったというわけです。
今でこそチェダーも並んでいますが当時のチーズショップには何もなかったことでしょう。vscodeもなくpoetryもない時代、python1の時代からpythonに馴染んでいた人たちには頭が下がります。
もしpypiにwheelを並べるときがあったらハードタイプのチーズの名前をつけてあげると少しかっこいいですね。