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BobでSkillを作成してみた

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Last updated at Posted at 2026-08-07

はじめに

IBM Bob(以下、Bob)は、VS Code上で動作するAIアシスタントです。普段はコードを書いてもらったり、調べ物をしてもらったりするのに使っています。

そのBobには Skill(スキル) という機能があります。「こういう作業はこう進めてほしい」という手順書を自分で作っておくと、次回から一言言うだけでBobが自動でやってくれるというものです。

今回は、実際に私が作った PowerPointを自動生成するSkill を紹介します。研修で用いるスライド作成が、かなりラクになりました。


Skillってなに?

一言でいうと、Bobへの「作業マニュアル」 です。

たとえば「パワポを作って」と言うだけで、Bobがマニュアルを読んで自動で動いてくれます。毎回同じことをプロンプトに書く手間がなくなります。

どうやって作るの?

.bob/skills/ というフォルダの中に、SKILL.md というMarkdownファイルを置くだけです。

.bob/skills/
└── my-skill/
    └── SKILL.md       ← ここに手順を書く

SKILL.md の中身はこんな形です。

---
name: my-skill
description: このSkillがいつ・何をするかを書く(Bobがここを読んで起動するか判断する)
---

## Step 1
まずユーザーに必要な情報を確認する。

## Step 2
メインの処理をする。

## Step 3
完了を報告する。

ポイントは description(説明文)を正確かつ詳細に書くこと。
Bobはここを読んで「あ、このSkillを使えばいいんだ」と判断します。空欄だとSkillが無視されるので注意です。

どこに置けばいい?

置き場所 使える範囲
プロジェクトフォルダの中(.bob/skills/ そのプロジェクトの中だけ
ホームディレクトリ(~/.bob/skills/ どのプロジェクトでも使える

今回作ったSkillはどこでも使いたかったので、ホームディレクトリに置きました。


作ったSkill:パワポ自動生成

なぜ作ったか

2週間に1回実施されるStand & Deliverに向けて、PowerPointスライドを0から手作業で作っていました。Stand & Deliver内で提案する製品理解を進めながら、発表スライドを作成するとなると、毎回時間が足りなくなり。

「これBobに頼めないかな?」と思って作ったのが今回のSkillです。

Skillで何をしているか

Bobにやってもらっていることは大きく4つです。

① 事前確認
「どんな内容のスライドにしますか?」とBobが質問してきます。ファイル名やスライドの内容を答えるだけでOKです。

② Pythonスクリプトの生成・実行
答えた内容をもとに、BobがPowerPointを作るPythonスクリプトを自動生成して、そのまま実行します。自分でコードを書く必要はありません。

③ 自動チェック
スライドができたら、文字がはみ出ていないか・図形が重なっていないかをBobが自動で確認します。

④ 問題があれば自動修正
チェックで問題が見つかったらBobが自分で直して、またチェックして…を繰り返します。OKになったら完了報告してくれます。

SKILL.mdのdescriptionはこう書いた

---
name: pptx-from-template
description: PowerPointスライドを作成・修正するとき、または既存のPPTXスライドの
             体裁修正・重なり解消・テキスト更新を行うときに使う。
             「スライドを作って」「PPTXに内容を入れて」「パワポを作って」のように
             言われたら起動する。
---

「パワポを作って」という曖昧な言葉でもBobがこのSkillを選んでくれるように、使われそうな言い回しをいくつか書いておきました。

実際に使ってみると

「発表スライドを作って」と話しかけると、

  1. Bobが「ファイル名は何にしますか?スライドの内容は?」と聞いてくる
  2. 答えるとPythonスクリプトを自動生成して実行
  3. はみ出し・重なりを自動チェック
  4. 問題があれば自動修正して再実行
  5. 「完成しました!」とファイルのパスを教えてくれる

手作業での繰り返し操作がほぼなくなりました。


Skillを作るときに気をつけたこと

descriptionは具体的に書く

「いつ使うか」「どんな言葉が来たら動くか」を書くと、Bobが正しく判断してくれます。

# :x: 曖昧すぎる
description: PowerPointを操作する

# :チェックマーク_緑: 具体的でわかりやすい
description: 「スライドを作って」「パワポを作って」と言われたら起動する。
             PowerPointスライドの作成・修正・テキスト更新を行う。

手順はステップに分けて書く

「Step 1」「Step 2」のように番号を振って書くと、Bobが順番通りに動いてくれます。

チェック処理をSkillの中に入れる

「作って終わり」ではなく「作る→チェック→修正→再チェック」という流れをSkillに書いておくと、Bobが自律的に品質を上げてくれます。これが地味に便利でした。


まとめ

  • BobのSkillは、繰り返し作業をBobに覚えさせる仕組みです
  • SKILL.md というMarkdownファイルに手順を書くだけで作れます
  • description にどんな場面で使うかを書くのがポイントです
  • 今回のSkillでパワポ作成がほぼ自動化できました

コードを書く仕事以外にも使えます。「毎月同じような作業をしている」という場面があれば、ぜひSkillを作ってみてください。

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