目的
- AWS EC2 AmazonLinux2のインスタンスにて日時設定を日本に設定する方法をまとめる
実施環境
- ハードウェア環境(ssh接続元)
項目 | 情報 |
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OS | macOS Catalina(10.15.5) |
ハードウェア | MacBook Pro (13-inch, 2020, Four Thunderbolt 3 ports) |
プロセッサ | 2 GHz クアッドコアIntel Core i5 |
メモリ | 32 GB 3733 MHz LPDDR4 |
グラフィックス | Intel Iris Plus Graphics 1536 MB |
- EC2インスタンス環境(ssh接続先)
項目 | 情報 | 備考 |
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インスタンス種類 | AmazonLinux2 | こちらの方法で構築→AWS EC2 をMacで使ってみよう! |
前提条件
- 下記、または下記に準ずる方法でAWS EC2 AmazonLinux2インスタンスが作成されてること。
- インスタンスに対しssh接続することができること。
前提情報
-
インスタンス内で保持している現在の日時データは下記コマンドで確認することができる。
$ date
読後感
- インスタンスが現在の日本時間を保持する様になる。
概要
- 設定ファイルのバックアップ
- 設定ファイルの修正とシンボリックリンクの作成
- cronの時間設定の変更
- 確認
詳細
- 設定ファイルのバックアップ
-
下記コマンドを実行して時刻設定ファイルのバックアップを作成する。
$ sudo cp /etc/sysconfig/clock /etc/sysconfig/clock_org
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- 設定ファイルの修正とシンボリックリンクの作成
-
下記コマンドを実行して時刻設定ファイルを開く
$ sudo vi /etc/sysconfig/clock
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ZONE="UTC"
を#
を用いてコメントアウトし下記の行を追記する。ZONE="Asia/Tokyo"
-
修正後のファイルの内容を下記に記載する。修正後保存して設定ファイルを閉じる。
#ZONE="UTC" ZONE="Asia/Tokyo" UTC=true
-
下記コマンドを実行してシンボリックリンクを作成する。
$ sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
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- cronの時間設定の変更
-
下記コマンドを実行してcronを再起動する。
$ sudo systemctl restart crond.service
-
- 確認
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下記コマンドを実行して設定が反映されていることを確認する。現在の日本の時間が出力されれば作業完了である。
$ date
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