はじめに
こんにちは!まみむです🐰
プログラミングを学び始めると、「アルゴリズムって大事らしいけど、何から始めればいいの?」と悩むことはありませんか?
書籍や動画で学習しても、実際にコードを書いて動かす環境を整えるのは意外と大変です。実際、私は初学者向けの入門本を買ったはいいもの「エディタとは?」「ターミナルって何?」というところで躓いた覚えがあります🫠
そんな初心者の方におすすめしたいのが paiza(パイザ) です。
この記事では、paizaを使ったアルゴリズム学習の始め方と、挫折せずに続けるコツを紹介します。
paizaとは?
paizaは、ブラウザ上でプログラミング問題を解けるオンライン学習プラットフォームです。
paizaの主な特徴:
- 環境構築不要: ブラウザだけでコードを書いて実行できる
- 豊富な問題: 初心者向けから上級者向けまで幅広いレベルの問題がある
- 多言語対応: Python、Java、C++、JavaScript など30以上の言語に対応
- 無料で利用可能: 基本機能は無料で使える
- スキルの可視化: 自分のプログラミングスキルがランク(S/A/B/C/D)で分かる
paizaの始め方
1. アカウント登録
paizaの公式サイト(https://paiza.jp/) で無料で登録できます🙋♀️
2. 無料でできること
無料プランでも以下の機能が使えます。
- スキルチェック: 自分のレベルを測定できる問題(D~Sランク)
- レベルアップ問題集: テーマ別に学べる練習問題
- プログラミング講座の視聴: 各言語の基礎を3分の動画と演習で学べる
※有料プランでは、講座の視聴可能な動画本数や演習問題の数が増えます。
3. 画面の見方
ログイン後、メニューから「スキルチェック」や「レベルアップ問題集」を選択できます。問題を選ぶと、問題文とコードエディタが表示され、その場でコードを書いて実行できます。

初心者におすすめの学習ルート
完全初心者の場合
プログラミングがまったく初めての方は、以下の順番で進めるのがおすすめです。
Step 1: 入門講座で基礎を学ぶ
「講座一覧」の中にある各言語の入門講座から始めましょう。例えば、Rubyなら「Ruby入門編」がおすすめ。変数、条件分岐、ループなどの基本文法を学べます。
3分の動画視聴→演習問題で実際にコードを書いていみる、の流れで効率的に基礎を身につけられます!
Step 2: Dランクのスキルチェックに挑戦
基礎が分かったら、Dランクのスキルチェック問題に挑戦してみましょう。Dランクは基本的な文法が分かれば解ける問題が多いです。
Step 3: レベルアップ問題集を活用
慣れてきたら、レベルアップ問題集で特定のテーマ(配列、文字列操作、ソートなど)を集中的に学習できます。
スキルチェックの選び方のコツ
スキルチェックには多くの問題がありますが、どれを解いてもOKです。迷ったら以下を参考に選んでみてください。
- 正解率が高い問題から: 問題一覧に正解率が表示されているので、正解率が高めの問題から始めると安心
- 回答時間中央値が短い問題: 回答時間が短い問題は比較的シンプルな傾向があります
おすすめのレベルアップ問題集
- 「Dランク早解きセット」: Dランクの中でも解きやすい問題がまとまっている
- 「標準入力セット」: 競技プログラミング特有の入力形式に慣れるための問題集
- 「配列活用メニュー」: 配列操作の基本を学べる
つまずきがちなポイントと対処法📝
標準入力の扱い方
paizaでは「標準入力」からデータを読み込む必要があります。最初は戸惑うかもしれませんが、パターンを覚えれば大丈夫です。
よくある入力パターン(Ruby の例):
パターン1: 1行に1つの数値
# 入力例: 5
n = gets.to_i
puts n # 5
パターン2: 1行に複数の数値(スペース区切り)
# 入力例: 3 5 7
a, b, c = gets.split.map(&:to_i)
puts "#{a} #{b} #{c}" # 3 5 7
パターン3: 複数行の入力
# 入力例:
# 3
# 10
# 20
# 30
n = gets.to_i
numbers = []
n.times do
numbers << gets.to_i
end
p numbers # [10, 20, 30]
パターン4: 配列で一気に受け取る
# 入力例: 1 2 3 4 5
numbers = gets.split.map(&:to_i)
p numbers # [1, 2, 3, 4, 5]
最初は問題の入力形式をよく読んで、これらのパターンのどれに当てはまるか確認しましょう。
デバッグの基本
コードが思った通りに動かないときは、変数の中身を確認するのが基本です。
# 変数の中身を途中で出力して確認
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
total = 0
numbers.each do |num|
total += num
puts "現在の合計: #{total}" # デバッグ用の出力
end
puts total
paizaのコードエディタには実行ボタンがあるので、何度でも試行錯誤できます。
アルゴリズム学習を継続するコツ💡
1. 毎日の学習習慣を作る
いちばん大切なのは「継続」です。無理のない目標を立ててコツコツ進めましょう!
- 「毎日15分だけ問題を解く」
- 「毎日1問だけ挑戦する」
- 「通勤・通学時間に動画を1つ見る」
短時間でもいいので、毎日コードに触れることで確実に力がつきます。
2. 変数を途中で出力して確認する
複雑な問題になると、どこで間違っているのか分からなくなることがあります。そんなときは、途中経過を出力して確認しましょう。
# 悪い例: 結果だけ出力
result = complex_calculation(data)
puts result
# 良い例: 途中経過も確認
puts "入力データ: #{data}"
temp = step1(data)
puts "ステップ1の結果: #{temp}"
result = step2(temp)
puts "最終結果: #{result}"
3. 複雑な問題は紙に書いて整理する
難しい問題に出会ったら、いきなりコードを書かずに、まず紙に日本語で処理を書き出してみましょう。
例: 配列の最大値を見つける問題
1. 配列の最初の要素を「現在の最大値」とする
2. 配列の2番目以降の要素を順番に見ていく
3. もし見ている要素が「現在の最大値」より大きかったら、それを新しい「現在の最大値」にする
4. 全部見終わったら、「現在の最大値」を出力する
日本語の手順をコードに変換していくと、スムーズに書けると思います。
4. 詰まったときは一旦休憩
30分考えても分からないときは、無理せず休憩しましょう。散歩したり、別のことをしたりして、頭をリフレッシュすると、意外と解決策が思いつくことがあります。
また、paizaには解説がある問題もあるので、どうしても分からなければ解説を見て学ぶのもOKです。完璧を目指さず、「分からなかったら学ぶ」というスタンスで進めましょう。
まとめ
paizaの使い方がざっくりとでも伝わったでしょうか?
特に初学者でアルゴリズムを苦手にしている人の最初の一歩としてpaizaはおすすめです☺️
この記事のポイント:
- 環境構築不要で、すぐに学習を始められる
- 無料で豊富な問題と入門講座が利用できる
- 標準入力のパターンを覚えれば、問題が解きやすくなる
- 毎日少しずつ継続することが上達の鍵
- 詰まったら紙に書いたり、変数を出力したりして確認する
アルゴリズム学習は、最初は難しく感じるかもしれません。でも、毎日コツコツ続けることで、確実にスキルアップできます。
ぜひpaizaで、楽しくアルゴリズム学習を始めてみてください!
参考リンク:
- paiza公式サイト: https://paiza.jp/
- paizaラーニング: https://paiza.jp/works
