はじめに
Leafony ESP32 Wi-Fi Kit(ESP32互換機)をAlexa Gadgets Toolkitデバイスにしようと、結局2ヶ月くらい苦戦しました。最終的にalexaとのペアリングを確認できたので、成功体験談として書き残します。
Alexa Gadgets Toolkitデバイスにする上で個人的に詰まってしまったポイントについて書き残しておきたいと思います。
また、手順は下記の記事どおりです。
ESP32をAlexa Gadgets Toolkitデバイスにしよう
つまった部分
プロトコルバッファのコンパイル
3.9系のnanopbをダウンロードして、上記のQiitaの手順通り実行ファイルを実行してみました。
説明だとwindows版のnanopbですが、私はmac版のnanopbをダウンロードしてmac catalinaで実行ファイルを下記のコマンドで実行して試しました。
sh ./compile_nanos.sh
何故か、これがうまくいきませんでした。
エラーを調べても解決せず、nanopbをlinux版にダウンロードし直して、linuxでやり直しました。
linuxが入ったPCが手元がなかったので、Raspberry Pi 4で試してみました。
しかし、.pb.cや.pb.hといったファイルは生成されませんでした。
思案に暮れていたところ、先ほどの記事にもどり@porurubaさんに質問したところ、**「「nanopb-0.3.9.6-linux-x86.tar.gz」のprotoc.binはIntel系CPUでの実行形式」**ということを教えていただき、Raspberrry Piではコンパイルできないことがわかりました。
結局のところ、素直に手順通りwindows PCで実行ファイルを実行することで、.pb.cや.pb.hといった拡張子がつくファイルが大量に生成されました。
ESP32のBLEのMacAddressを調べる
また上記記事で記載しているESP32に書き込むプログラムでは、ESP32のBLEのMacAddressをプログラム中に書き込む必要があります。こちらの調べ方は、下記を参考にしました。
ESP32-WROOM-32 チップ・メモリ・MACアドレス情報取得方法
ペアリング成功
Alexa echo dotにペアリングしてみるとrpi4と設定した値が表示されました。ペアリング成功です!
おわりに
実行ファイルの実行する環境で悶々と苦戦していました。
最終的には、なんとかペアリングできました。
@porurubaさん、質問に丁寧に解説してくださりありがとうございました。