この記事はClaude Codeと一緒に執筆しました。
AWSコミュニティ仲間の塚田さん・森田さんが書かれたMCP本が、いよいよ2/26に発売されます! 私もご恵贈いただきました。ありがとうございます🙇♂️
私はレビュアーとして発売前の原稿を読ませていただいたので、気に入ったポイントをいくつか紹介します。
どんな本?
MCPの基礎理論から、AWSサービスを使った実践的なハンズオンまでを一冊でカバーしている本です。全編フルカラーで304ページ。前半で「知る」、後半で「作る」という構成になっています。
MCPにそろそろキャッチアップしたいと考えているAWS開発者には間違いなく買いの一冊です。そのオススメ理由を以下に紹介します。
私が気に入ったところ
認証認可の図解がめちゃくちゃわかりやすい
第2章でMCPのアーキテクチャを解説しているのですが、認証認可まわりの説明が特に良かったです。OAuth 2.1やPKCEといった仕様を6つのステップに分解して、ステップごとにシーケンス図が用意されています。
認証認可って正直苦手意識がある人も多いと思うのですが、この本の図解ならスッと頭に入ってきます。ここだけでも読む価値があると感じます。
MCPサーバーもクライアントも両方作れる!
第4章のハンズオンでは、まずClaude CodeでMCPを「使う」体験から始まって、その後MCPサーバーとMCPクライアントの両方を自分で実装するところまで進みます。
MCPの6つのプリミティブ(機能)をすべて手を動かして学べるのは嬉しいポイントです。MCPサーバーを「使う」だけの解説は他でも見かけますが、クライアント側のプリミティブまでしっかり作らせてくれる本はありがたいですね。
リサーチエージェントの構築ハンズオンが実用的
第5章のリサーチエージェント構築が個人的にいちばんワクワクしました。Web検索MCPサーバーと思考整理MCPサーバーを組み合わせてリサーチエージェントを作り、さらにそれをLambdaにデプロイして、Step FunctionsやEventBridge Schedulerで定期実行するワークフローまで組み上げます。
さらにBedrock AgentCore Runtimeを使ったMCPサーバーのデプロイまでやるので、AWSの最新サービスをフルに体験できます。話題のAgentCoreにも入門できちゃうのは最高ですね。
作って終わりじゃない!リリース後がAIアプリの本番
第6章では、DeepEvalを使ったAIエージェントの定量評価や、AgentCore Gatewayによる複数MCPサーバーの一元管理が紹介されています。
ここは筆頭著者の塚田さんの強みが特に出ています。MCPサーバーを作るだけでなく、品質をどう担保するか、たくさんのツールをどう管理するか、といった運用寄りの視点がしっかり書かれています。
おまけ: MCPってもう古いってXで聞くけど?
MCPが流行りだしてから約1年が経ち、SNSなどでは「MCPは古い」「もう使われていない」といった過激な意見も散見されます。
ただ、それらの多くはAIエージェントをコーディング用途に使っている人たちの、一部の意見であることを考慮すべきでしょう。実際にはコーディングエージェントを使う上でもまだまだMCPは当たり前のように使いますし、自分でAIエージェントを構築する際にも活用されています。
むしろこれからは、エンプラ社内でMCPサーバーを構築して全社員にとって便利なツールをAIエージェント向けに提供する、そんな役回りがさらに求められていくと思います。
おわりに
塚田さん、森田さんご執筆お疲れさまでした!!
多くのAWSエンジニアが、この本でAIエージェント時代の基礎技術を使いこなせるようになれば嬉しいですね。
