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Bedrockのモデルアクセス有効化が不要に! でもClaudeは初回のみ別操作が必要😣

Last updated at Posted at 2025-10-16

モデルアクセスの有効化が不要になった!

AWSの生成AIサービス、Amazon Bedrockで基盤モデルを利用開始する際に必要だった「モデルアクセスの有効化」作業が不要になりました!

ただし、一番人気のAnthropic社のモデル(Claudeシリーズ)だけは、引き続き「ユースケースの提出」が必要です。「モデルアクセス」設定ページが無くなった分、手順が変わるため逆に混乱を呼びそうです。

そのため、この記事では新手順を解説します。

最初にまとめ

  • 新規作成したばかりのAWSアカウントでClaudeモデルを利用したい場合、マネジメントコンソールでBedrockのページにアクセスし、「プレイグラウンド」からClaudeモデルを選択するとユースケース提出フォームが出現します。
  • もしくは、API経由での操作も可能です。
  • 従来と同じく、必要情報を送信すると2〜3分ですべてのClaudeモデルが利用可能となります。

従来の「モデルアクセス」ページはなくなりました

英語をちゃんと読めば「Anthropicモデルのユースケース提出は、プレイグラウンドから行ってね」と辛うじて読み取れますが、多くの日本人は混乱してしまうのではないでしょうか。

スクリーンショット 2025-10-16 22.36.02.png

関連する公式ドキュメントは以下です。元々あった「モデルアクセス」解説ページはいきなり無くなって404になってしまいました。

もし、新規作成したAWSアカウントでAnthropicのユースケース提出を行わずにClaudeへのAPIリクエストを実施すると、以下のようなエラーが返るようになっています。

botocore.errorfactory.ResourceNotFoundException: An error occurred (ResourceNotFoundException) when calling the Converse operation: Model use case details have not been submitted for this account. Fill out the Anthropic use case details form before using the model. If you have already filled out the form, try again in 15 minutes.

なお、AWS Organizationsの親アカウント側でユースケース提出を済ませている場合は、子アカウントでの再実施は不要になるようです。

Claudeの「ユースケース提出」新手順

新規作成したAWSアカウントで、マネジメントコンソールにサインインして「Amazon Bedrock」メニューを検索してアクセスします。

スクリーンショット 2025-10-16 10.39.35.png

左サイドバーから「チャット/テキストのプレイグラウンド」にアクセスし、「モデルを選択」ボタンからAnthropic社の任意のモデルを選択して「適用」ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2025-10-16 10.51.18.png

すると、ユースケースの提出フォームがモーダルウィンドウで開きます。会社名やWebサイトURL、業種をざっくり入力し、利用者が社内外どちらかをチェックします。ユースケースの詳細欄には簡単に用途を記載して、「Submit use case details」ボタンをクリックします。

スクリーンショット 2025-10-16 10.44.45.png

送信後、2〜3分ですべてのClaudeモデルが利用可能となります。プレイグラウンドで試してみると確実ですね。

なお、これまではモデルアクセスの有効化作業をすると、サードパーティモデルはAWS Marketplaceからの通知メールが飛んできていましたが、今回から初回リクエスト時にメールが来る形に変わっています。

API経由でのユースケース提出もできます

PutUseCaseForModelAccess というAPIが新設されています。

おまけ

以下の書籍のハンズオン手順に影響があったため、今回の記事をまとめました。

これからAIエージェント構築や、Amazon Bedrockを学んでみたい方は、ぜひ手に取ってくださいますと嬉しいです!

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