記事の目的
Jetson TX1およびJetson TK1に開発環境をインストールするJetPack L4Tに関して、
NVIDIA公式ドキュメントが英語だったので、日本でのJetson普及に一役買うために頑張って和訳してみました。
意訳を含むので間違い等ありましたらバシバシご指摘ください。
NVIDIA公式ドキュメントリンク:https://developer.nvidia.com/embedded/downloads
JetPack L4Tとは
「Tegra向けのLinuxを対象としたJetson開発環境(=JetPack L4T)」は「Jetson組込みプラットフォーム」に必要な開発環境の自動インストールとセットアップを行うインストーラである。また、インストール実行時に「Jetson開発キット」を最新のOSイメージに書き換える。「JetPack L4T」は「Jetson TX1開発キット」および「Jetoson TK1」向けのインストーラである。
「JetPack L4T」はホストPC(Ubuntu14.04)とターゲットデバイス(Jetson開発キット)両方に対するツールやAPI群、パッケージ(ミドルウェアやサンプル、ヘルプなどのドキュメント)が含まれており、これにより開発環境の準備ができ、「Jetson開発キット」の開発を始めることができる。これら一式の開発ツールは「Jetson組込みプラットフォーム」をターゲットにしており、LinuxのUbuntu 14.04(64bit版)でのみ使用可能である。
動作環境(System Requirements)
ホストPC
- LinuxのUbuntu 14.04(64bit版)
- インターネットに接続可能
- 最低10GBの容量の空きが必要(JetPackのインストールに必要)
ターゲットデバイス
- Jetson開発キット
- ホストPCとJetson開発キットを接続するためのUSB(Micro-Bケーブル)が必要(Jetson開発キットに同梱されている)
- USBハブやUSB接続のキーボード、マウスなどが必要(Jetson開発キットには同梱されていない)
- 外部のHDMI対応ディスプレイに接続するためのHDMIケーブルが必要(Jetson開発キットには同梱されていない)
- ホストPCと直で接続もしくは同じローカルネットワーク内でホストPCと接続するためにイーサネットケーブルが必要(には同梱されていない)