この記事は、「架空プロジェクトを通してシステム開発とドキュメント作成を体験してみる(2022 Late)」の記事の一部です。
概要
では完成したWebサイトを公開してみましょう。
一般にはWebサーバを用意してWebページを公開することが多いですが、ここではGoogle DriveをWebサーバとして利用し公開してみます。
正確にはDrive To WebというGoogle ドライブやMicrosoft OneDriveのクラウドドライブに保存されているファイルをWebサイトとして公開できるサービスを利用します。
※公開できるのは、HTML・CSS・JSなどの静的ページのWEBサイトのみです(PHPとかはNG)
Google Driveへアップロード
Google Driveを開き、左にある「新規」から「フォルダのアップロード」をクリックして、フォルダをアップロードします。
アップロードが完了すると、左のマイドライブにアップロードしたフォルダが表示されています。
アクセス制限変更
フォルダ名を右クリックし、「リンクを取得」をクリックします。
一般的なアクセスを「リンクを知っている全員」に変更して「完了」をクリックします。
この設定をするとURLを知っている人にはフォルダの中身が全て公開されます。同じフォルダの中に会員リストやサーバ構成ファイルなどを保存していたりするとアウトです。一般のファイル共有にはあまり使わないほうがいいです(よくあるクラウド設定ミスによる公開事故に繋がります)。
サイト確認
https://www.drv.tw にアクセスしてホスティングURLを確認します。
下記ページが表示されたら、「Host on Google Drive」をクリックします。
「DriveToWebがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」が開いたら「許可」をします。
すると管理パネルが開き、URLが表示されます。
フォルダ内にindex.htmlとcontact.htmlがあるため、各ページのURLが表示されています。
URLをクリックすると実際に公開されている状態を確認できます。
公開されたお問合せ機能も含めテストしてみてください。
正常に動いていれば、最低限度のWebサイトが世界に公開されました。
ここまでで「狭義の開発」は終わりです。が、ITプロジェクトとしての開発(関連業務)はまだまだ続きます。。。
ページ更新や削除について
必要に応じて実行してみてください。
ページ更新方法
公開ページを更新したい場合は、ローカル環境で更新したファイルを再度アップロードすれば更新されます。
公開ページの削除方法
公開ページを削除する方法は3パターンあります。
- ファイル削除する
- ページを削除したい場合、一番簡単な方法は、アップロードしたファイルを削除することです。
- アクセス制限の変更をする
- ファイル削除したくない場合は、ファイルのアクセス制限を変更します。
- ドライブ > マイドライブ > website > 右クリックで「リンク取得」> 一般的なアクセスを「制限付き」に変更
- ファイル削除したくない場合は、ファイルのアクセス制限を変更します。
- URLを変更する
- URLを変更することで、変更前のURLにアクセスすると「File not found」とすることができます。
- DriveToWebにアクセスし、Your site nameに入力、「Set Site Name」で変更可能です。