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運用設計の基礎知識まとめてみた #1

Last updated at Posted at 2025-08-21

運用とは何か?未経験でも理解できる基礎と定義整理

システム開発やITインフラの現場でよく耳にする「運用」という言葉。
しかし「保守とどう違うの?」「具体的に何をするの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

本記事では、運用の定義・意味合いを整理 し、初心者にも分かりやすく解説します。

📖 本記事は「運用設計の基礎知識まとめてみた」シリーズの一部です。
👉 シリーズ全体:運用設計を体系的に学ぶシリーズ|入門から実践まで


1. 「運用」とは何か?

一般的に「運用」とは、システムやサービスを安定して動かすための活動を指します。

運用の主な役割

  • システムを 継続的に稼働 させる
  • 利用者からの問い合わせやリクエストに対応する
  • 障害発生時に 迅速に復旧 する
  • 定常業務(バックアップ、バッチ処理、アカウント管理など)を行う

👉 簡単に言えば、「システムを作る」のが開発で、「システムを動かし続ける」のが運用です。


2. 「運用」と「保守」の違い

混同されがちな用語に「保守」があります。

用語 意味 具体例
運用 稼働中のシステムを維持・管理する活動 バックアップ、監視、障害対応
保守 システムを改善・修正する活動 バグ修正、セキュリティパッチ適用、機能改修

👉 運用が「毎日の安定稼働」、保守は「不具合修正や改良」を主目的としています。


3. 運用の対象となるもの

運用と一言で言っても、対象は多岐にわたります。

  • 業務運用:ユーザーが使う業務アプリケーションの実行やジョブ管理
  • 基盤運用:サーバ・ネットワーク・データベースなどインフラの維持管理
  • 運用管理:顧客に提供するWebサービスやクラウド環境全体の稼働維持

👉 これらの領域ごとに設計や体制が異なるため、最初に「どの範囲を運用と呼んでいるか」を明確にすることが重要です。


4. 運用設計との関係

「運用」を理解する上で欠かせないのが 運用設計 です。

  • 運用 = 実際に回す日々の活動
  • 運用設計 = その活動を効率的・安定的に行うための仕組みづくり

例:

  • 運用 → 毎日ログを確認して障害を検知する
  • 運用設計 → ログを自動収集し、異常があれば通知する仕組みを設ける

👉 設計がないと属人化・場当たり対応になりがちで、トラブルの原因になります。


5. まとめ

  • 「運用」とは、システムを 止めずに安定して動かし続ける活動
  • 「保守」とは違い、日常的な管理・稼働維持が中心
  • 対象は業務・基盤・サービスなど広範囲に及ぶ
  • 運用設計を行うことで、効率化・自動化・属人化防止 につながる

参考

本記事は以下のサイトを参考に要点を整理しました。

▶ 次の記事:運用設計とは?基礎から全体像を理解する

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