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Django+Reactで学ぶプログラミング基礎(19): Reactチュートリアル(準備とReact概要)

Last updated at Posted at 2022-06-12
[前回] Django+Reactで学ぶプログラミング基礎(18): Django高度なチュートリアル(再利用可能アプリの書き方)

はじめに

前回まで、Djangoチュートリアルを使用し、基礎知識を勉強しました。
今回から、Reactチュートリアルを使用し、React基本を勉強します。

今回の内容

  • チュートリアルの準備
  • Reactの概要

チュートリアルの準備

  • チュートリアルの目的

    • Reactアプリの基本構文と技法を学ぶ
    • マスターすることで、Reactへの深い理解が得られる
  • チュートリアルのセクション

    • チュートリアルの準備
      • チュートリアルの開始地点
    • チュートリアルの概要
      • コンポーネント/props/state、といった基礎概念
    • ゲームを完成させる
      • Reactの開発技法
    • タイムトラベル機能
      • React独自の利点について深い洞察が得られる
  • チュートリアルで作るもの

    • インタラクティブな三目並べゲーム(tic-tac-toe)
    • 最終的な結果を確認できる
    • 三目並べゲームで遊んでみる
      image.png
  • 前提知識

    • HTMLとJavaScript(ES6)に多少慣れている
    • 関数/オブジェクト/配列/クラス、といったプログラミング概念
      • アロー関数
        • 関数定義を=>記号を用いて、より短く記述できる記法
      • クラス
        • オブジェクト指向プログラミングおいて、オブジェクトを生成するための設計図あるいはひな形で、抽象データ型の一つ
      • letステートメント
        • ブロックスコープのローカル変数を宣言
        • 任意で値を代入し初期化
      • constステートメント
        • 定数を宣言
        • 再代入による変更ができず、再宣言もできない
    • Babel
      • Babelとは、OSSのJavaScriptトランスコンパイラ
        • 主にECMAScript 2015+コードを、下位互換バージョンのJavaScriptに変換し
          • 古いJavaScriptエンジンで実行可能にする
      • Babel REPL
        • ES6のコードがどのようにコンパイルされるか確認できる
  • ローカルのVS Code開発環境

    • 構築手順をご参照
    • VS Codeのファイルメニューからフォルダーを開く
      image.png
    • 上記構築手順で作成したReactアプリのディレクトリを選択
      image.png
    • npm startコマンドで、Webサーバーを起動
      image.png
    • しばらく経つと、コンパイル成功
      image.png
    • ブラウザで、URLhttp://localhost:3000/からReactアプリが表示される
      image.png

Reactの概要

Reactとは

  • UI(ユーザインターフェイス)を構築するためのJavaScriptライブラリ
    • 宣言型
    • 効率的
    • 柔軟

Reactコンポーネントとは

  • 複雑なUIを組み立てるための、小さく独立した部品
  • Reactに何を描画したいか伝える
  • データが変更されると
    • Reactはコンポーネントを効率よく更新し、再レンダリング
  • 異なる種類のコンポーネントが存在

Reactコンポーネントの例: React.Componentサブクラス

  • ShoppingListはReactコンポーネントクラス(Reactコンポーネント型)
    • props(propertiesの略)と呼ばれるパラメータを受け取る
      • 使用例: this.props.name
    • renderメソッドにより、React要素を返す
      • React要素は、画面ビューの階層構造
        • 描画すべき要素の軽量な記述形式
    • ReactはReact要素を受け取って画面に描画
class ShoppingList extends React.Component {
  render() {
    return (
      <div className="shopping-list">
        <h1>Shopping List for {this.props.name}</h1>
        <ul>
          <li>Instagram</li>
          <li>WhatsApp</li>
          <li>Oculus</li>
        </ul>
      </div>
    );
  }
}

// Example usage: <ShoppingList name="Mark" />

JSX言語を使用し、React要素を記述

  • JSXとは、DeNAによって開発されたWebアプリ向けのプログラミング言語
  • JSX構文はビルド時に、React関数呼び出しに変換される
    • 例えば、<div />は、React.createElement('div')に変換される
  • JSXでは、JavaScriptのすべての構文を使用可能
    • JavaScriptの式を、JSX内で中括弧に囲んで記入
  • React要素は、JavaScriptのオブジェクト
    • 変数に格納可能
    • プログラム内で受け渡し可能

Reactコンポーネントのレンダリング

  • 方法1: 組み込みDOMコンポーネントを使用しレンダリング
    • 上記ShoppingListコンポーネントは、<div /><li />などのHTML要素でレンダリング
  • 方法2: 自分で書いたカスタムReactコンポーネントをHTMLに差し込む
    • 例えば、事前にShoppingListコンポーネント(クラス)を作成し
      • <ShoppingList />と記述することで、ショッピングリストをレンダリング
  • それぞれのReactコンポーネントはカプセル化され、独立して動作
    • これにより単純なコンポーネントから複雑なUIを作成可能

おわりに

Reactチュートリアルをスタートしました。
次回も続きます。お楽しみに。

[次回] Django+Reactで学ぶプログラミング基礎(20): Reactチュートリアル(データ受渡しと状態記憶)
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