あらためまして、みねぎしれいです
近年の研究によると、忙しくストレスの多い現代社会では、多くの人が早口でしゃべる傾向があるそうです。
わたくしの周りのエンジニアの方々にも(特に優れた技術を持ったエンジニア)この傾向が強いように感じます。
実は、早口で話すこと自体が必ずしも問題になるわけではありません。
相手の心理的安全性を確保するためには、レスポンスを早くすることも求められます。
ですが、早口で話すことで明瞭さ、言葉遣い、一貫性が犠牲になり、効果的なコミュニケーションが著しく阻害される可能性があります。
そこで本日は
- 早口で話すのが何が問題なのか?
- どうすれば治るのか?
の2点を心理学的な観点から改善したいと思います。
なぜ早口でしゃべることが問題なのか?
「コミュニケーションが苦手」と思われるから
端的に言えば、コミュニケーションを「終わらせる」ために早口になる人もいます。
早口になればなるほど会話の時間が減少し、早く終わるのは明白です。
さらに研究によると、この現象は「内向的」や「外交的」などの性格特性とは関係なく発現するため、誰にでも起こりえる現象です。
そしてこの「早口」は自分では気づかれていないつもりでも、「この人コミュニケーションが苦手なんだなぁ」と気づかれることが多いです。
威厳がなくなるから
結論、早口でしゃべることで威厳がなくなります(どこかの研究結果か紛失してしまいましたが...)
裁判の弁護における、「謝罪」と「沈黙」の研究です。
容疑をかけられた容疑者が「沈黙」をとるか「多弁」をとるかの二択でどのような印象を受けるのかのデータをとる研究でした。
結果は
- 「沈黙」を選択 : 誠実性が上がる
- 「多弁」を選択 : 誠実性が下がる
でした。
しかしこれは研究成果を見なくても我々の経験上明らかですよね。
ゆっくりしゃべるためにできること
ペットボトルをそばに置く
ボトル入りの水を小道具として使用します。早口で話すのを避けるための簡単な「コツ」は、話すときに隣にボトル入りの水を置いて定期的に飲み、自然な間を作ることです。これは、社交的な会話、仕事上の会議、人前で話す場面でも機能します。
加えて、緊張してしまう人は喉がからからになってしまうけいこうがあります。
それでは,咳払いはどのようにして起こるのでしょうか。緊張すると喉が渇くことは,よく経験されます。これは,交感神経興奮による唾液分泌量の低下の影響が考えられます。口渇感が増す結果,咳嗽と同時に咳払いを起こしやすくなります。
ペットボトルをそばに置くことで、意識して飲もうとしなくても自然と飲んでしまうことで、自然と間をあけたゆっくりとした話し方になるのです。
短くしゃべる
この「ゆっくりしゃべる」はチャットにも応用できます。
以下の二つの文章だと、どちらが良いでしょうか?
チャットでも一文が長い人がいますがそれは損です。
自らの印象を良いものにするためには、一文一文を短くして、相手のレスポンスを引き出しましょう!
まとめ
最後まで確認していただきありがとうございます!
最後に今回のお話を要約します。
- 早口を回避するべき理由は以下の二つ
- 「コミュニケーションが苦手」と思われるから
- 誠意がないように思われるから
- ゆっくりしゃべるために
- 短くしゃべる
- ペットボトルをそばに置く
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