この続きです。
先に結論を書きますと、うまくいってませんでしたが、何とか回避方法を見つけました。
サンプルをビルドする
とりあえず「C:\Program Files (x86)\Intel\RSSDK\sample\face\FaceTracking」をビルドしてみる。
が、いろいろ足らなくて、プロジェクトが開けない。
プロジェクトを作る
くじけて、別のところに位置からプロジェクトを作成し、必要なファイルをコピーしてみる。
プロジェクトはWin32コンソールアプリで作成する。
インクルードパスとかライブラリパスとか
RealSenseのインクルードファイルやライブラリファイルを使用するため、
・インクルードパス
C:\Program Files (x86)\Intel\RSSDK\include
・ライブラリパス
C:\Program Files (x86)\Intel\RSSDK\lib\win32 （32bitの場合）
C:\Program Files (x86)\Intel\RSSDK\lib\x64 （64bitの場合）
を設定してみる。
もちろんライブラリファイルとして、
libpxc_d.lib libpxcmd_d.lib （デバッグ）
libpxc.lib libpxcmd.lib （リリース）
も指定する。
ビルドしてみる
とりあえずこれでビルドしてみるが、インクルードファイルがないとか言われる。
んなあほなと確認してみると、確かに
・pxcfacemodule.h
・pxcfacedata.h
・pxcfaceconfiguration.h
がない。
似たような名前の
・pxcvideomodule.h
とかはある。
それっぽいファイルはないかと探してみると「include\RealSense\Face」に
・FaceModule.h
・FaceData.h
・FaceConfiguration.h
というファイルがある。これは怪しい。
ファイルの中身を確認にすると．．．namespace名が！！！
「Intel::RealSense::Face」だと？
しかもクラス名も
・PXCFaceModule → FaceModule
・PXCFaceData → FaceData
・PXCFaceConfiguration → FaceConfiguration
だと？？
恐る恐るヘルプを見ていると．．．PXCがない方で書かれている！！
対応策
これで何とかなります。
・ヘッダファイル名を変更する
pxcfacemodule.h → RealSense/Face/FaceModule.h
pxcfacedata.h → RealSense/Face/FaceData.h
pxcfaceconfiguration.h → RealSense/Face/FaceConfiguration.h
・typedefを追加する
typedef Intel::RealSense::Face::FaceData PXCFaceData;
typedef Intel::RealSense::Face::FaceConfiguration PXCFaceConfiguration;
※なぜかPXCFaceModuleは宣言されている