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【BigQuery】COUNT関数で出来る事をまとめてみた。

Last updated at Posted at 2019-03-29

#概要
集計する際に使う、集約関数の一種であるCOUNT関数を、BigQueryで紹介します。

以下のことをまとめました。

  1. テーブルの全行数を出力する 
  2. 特定の列の行数を出力する
  3. 新しい列にテーブルの行数を表示させる(OVER句)

以下、ドキュメントのCOUNT関数より引用

count(*) 入力行の数
count( expression ) expressionが非NULL値を持つ入力行の個数

※expressionとは列名を指します。

#データ紹介

テーブル:table1

user_id item price null
A apple 50 null
null null null null
null null 0 null
null null 100 null

image.png

1:テーブルの全行数を出力する 

BigQueryで、COUNT(*)を実行してみます。 ※以降、標準SQLを使って実行しています。

BigQuery 1:テーブルの全行数を出力する 

SELECT
  COUNT(*) AS cnt
FROM
  test1.table1 ;

出力は以下です。
image.png

テーブルの全行数が表示されました。

2:特定の列の行数を出力する

COUNT関数でitem列を指定して、実行してみます。

BigQuery 2:特定の列の行数を出力する

SELECT
  COUNT(item) AS cnt
FROM
  test1.table1 ;

出力は以下になります。
該当件数は1件でした。

image.png

null(欠損した値)はカウントされません。

また、行のすべてがnullの列(null列)を指定した場合も実行してみます。

BigQuery 2:すべての行がnullの列を指定した場合

SELECT
  COUNT(null) AS cnt
FROM
  test1.table1 ;

実行結果は以下です。

image.png

すべての行がnullの場合、0を返します。

##3:新しい列にテーブルの行数を表示させる(OVER句)
COUNT関数にOVER句を使うこともできます。OVER()を使うことで、新しい列にテーブルの行数を表示させることができます。

以下、ドキュメントより引用

OVER 句が空(OVER())の場合、すべての入力行を含む単一のパーティションに対して分析関数が計算されます。つまり、出力行ごとに同じ結果が生成されます。

BigQuery 3:新しい列にテーブルの行数を表示させる(OVER句)
SELECT
  *,
  COUNT(*) OVER() AS cnt
FROM
  test1.table1 ;

結果は以下になります。
赤枠部のカラムが追加されておりました。
68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3335323830312f35336464663234302d393262302d326430642d356434322d3239666632323239613739342e706e67.png

##おまけ:無料でテーブルの全行数を確認する

BigQueryで、以下の様にCOUNT(*)の構文を書くと 0 B の処理と表示されます。
この実行は無料のようです。
参考記事:https://qiita.com/kamujun/items/ab3cd3e6f8934a01cbc8

image.png

#まとめ
COUNT関数を使うと、テーブルの行数または、カラム内の非NULL値を持つ入力行の個数を出力します。
欠損値がないか確認するために、非常に大事な関数の為、しっかり覚えておきます。

#参考サイト

https://cloud.google.com/bigquery/docs/reference/standard-sql/aggregate_functions?hl=ja#count
https://www.postgresql.jp/document/10/html/functions-aggregate.html
https://cloud.google.com/bigquery/pricing?hl=ja
https://qiita.com/kamujun/items/ab3cd3e6f8934a01cbc8

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