色々な理由でグラフを削除したり再描画したいニーズの時に試行錯誤したのでメモ

やりたい事

renderChart() で表を描画した

// Chart.vue
<script>
import { Line, mixins } from 'vue-chartjs'

export default {
  name: 'chart',
  extends: Line,
  props: ['chartData', 'graphOptions'],
  mounted() {
    this.renderChart(this.chartData, this.graphOptions)
  }
}
</script>

この表のデータやオプションを変えたので、再描画したい。

解決策

1 reactivePropを使う

大体表を描画しなおしたい時は、データが変わった時。
Chart.jsでは、propsで受け取ったデータがリアクティブデータに対応できるようにmixinを用意してくれている。
propsで実装している場合は、この記述を追加する

// Chart.vue
<script>
import { Line, mixins } from 'vue-chartjs'
const { reactiveProp } = mixins // 追加

export default {
  name: 'chart',
  extends: Line,
  props: ['chartData', 'graphOptions'],
  mixins: [reqctiveProp]
  mounted() {
    this.renderChart(this.chartData, this.graphOptions)
  }
}
</script>

2 表を再描画する

ソースコードを見ればわかるが、グラフ作成時に宣言した renderChart() で2回目以降は既存の表を削除して再生成してくれる。

      renderChart (data, options) {
        if (this.$data._chart) this.$data._chart.destroy() // ここですでにグラフあるなら消している
        if (!this.$refs.canvas) throw new Error('Please remove the <template></template> tags from your chart component. See https://vue-chartjs.org/guide/#vue-single-file-components')
        this.$data._chart = new Chart(
          this.$refs.canvas.getContext('2d'), {
            type: chartType,
            data: data,
            options: options,
            plugins: this.$data._plugins
          }
        )
      }

そのため、もう一度呼んであげれば問題ない。
もう一度呼ぶメソッドみたいなのを定義してあげて呼ぶなど。

  methods: {
    reRenderChart() {
      this.renderChart(this.chartData, this.graphOptions)
    }
  }

https://github.com/apertureless/vue-chartjs/blob/9bb5b511ba1eae92b053df28ed9ab7c54f176b82/src/BaseCharts.js#L70

3 表を破棄する

本来、2で表は再描画されるのだがなぜか上手くいかなかったりする。
mixinしているため、中のソースコードは直接呼び出せるためグラフの実態を削除している this.$data._chart.destroy() も呼び出せるので直接呼び出す。（あまりいい方法ではなさそう）

  this.$data._chart.destroy() // グラフを消す
  this.renderChart(this.chartData, this.graphOptions) // もう一度作る

今回キャンバスサイズを動的に変更したかったが、うまく再生成されないのでこの手段を取った。