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World Labs「Marble」で3DCG空間を生成してみた。

Last updated at Posted at 2025-12-09

11月末にCG界隈を騒がせていたWorld LabsのMarbleという3D空間生成サービスをご存知でしょうか。

少ない情報からでも3D空間が生成でき、
多様な形式でアウトプットできる点が画期的だなと感じています。
サービスの詳細はCG Worldさんの記事がとても参考になりました。

3DCGの空間生成は比較的マニアックな部類なのかまだ記事が少ないので、
簡単な検証になりますが記事にしてみました。

  • プロンプト指示
  • 静止画(8枚まで)
  • 動画(30秒)
  • パノラマ写真

上記のソースから空間を生成できるようです。
3Dモデルから生成する方法もあるのですがBeta版なので今回は未検証です。
ソースの撮影条件を揃えたかったのですが社外秘の情報が写り込まないようにするため
別々のシチュエーションでの検証となりました。
また、プロンプト指示はとくにしておらず、
読み込んだソースをAIが分析して自動的にタイトルや
解説を追加してくれる仕組みとなっています。

静止画の場合

image.png
複数枚のオフィスのエントランスの写真を8枚読み込ませ、空間を生成していきます。

image.png

だいぶ概念化していますが、家具の配置などは想像していたより正確に認識され出力されています。
image.png

接写で撮影した部分はそれなりにディテールが残っているので
どのカットを読み込ませるかが重要な感じがします。

動画の場合

オフィス前(乃木坂)の30秒動画から空間を作成してみます。
image.png

だいぶ怪しげな仕上がりです。PS1スタイルを彷彿とさせます。
動画の状況にもよりそうですが、そう簡単にはいかないようです。

image.png

30秒でどれくらいの情報を詰め込めるかという
撮影側のテクニックも問われそうなスタイルだと感じました。

パノラマ写真の場合

こちらが今のところ一番結果がよさそうです。
過去に全天球用にとっていた六本木駅前の全天球写真から生成してみました。

image.png

ところどころ人が映りこんでいますが、Blenderに読み込ませて後処理すれば問題なさそうです。
一枚の画像から自由視点でアングルを動かす3D空間ができるのはやはりすごい。
まだ精度が伴っていない部分も多いですが、解決するのは時間の問題だと感じます。

image.png

データの書き出し

ダウンロードしたPLYデータはKIRI Engineアドオンで
Blender上に読み込むことができます。
image.png

image.png

KIRI Engineアドオンに関しては、下記の記事を参考にさせていただきました。

記事内で触れられているRenderビューに切り替えると非表示になる事象が解決できず、細かい部分は未検証となりますが
他のアセットと組み合わせて動画にするなど、さまざまな可能性を感じますね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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