きっかけ
先日新人教育の業務の中で耳にしたが、お恥ずかしながら知らないワードであったため。
また、自分自身の成長においても活用できるかもと感じたため。
ヒーローズジャーニーとは？
世界中の神話を研究したジョゼフ・キャンベル氏が提唱したフレームワークの1つ。
数あるストーリーにおいて、姿や形、世界観などは違っていても主人公たちがたどっている道のりには多くの共通点があり、
この世界のヒーローたちが巡っていく成長のストーリーのことを「ヒーローズジャーニー」と名付けた。
以下12のステップで構成されている。
ヒーローズジャーニーの12のステップ
※各ステップの細かい説明は割愛しています。興味があれば一番下のリンクから飛んでいただければと思います。
ステップ1：平凡な日常
主人公は平凡な日常生活を過ごしており、まだ問題は起きていない。
ステップ2：非日常への誘い
主人公に対して新たな旅立ちへの誘いが訪れる。多くのストーリーでは主人公が望まぬ形で旅立たされる。
ステップ3：非日常の拒絶
ステップ2の誘いに対して懐疑的、または恐怖を感じ、旅立ちを拒むが、それを乗り越えて旅立っていく。
ステップ4:師との出会い
未知なる場所へと進む中で師匠と出会う。この師匠は主人公に対してアドバイスをくれる存在。
ステップ5:事件の始まり
主人公が旅立ちを受け入れて物語の事件へと関わっていく。これ以降ではもう元の平凡な日常には戻れない。
ステップ6:試練、仲間、宿敵との出会い
主人公がたくさんの試練に立ち向かい、それを乗り越えるために仲間や宿敵となる存在に出会う。
ステップ7:もっとも危険な場所への接近
主人公は最も危険な状況に立ち向かうため、その状況へと近づいていく。それを乗り越えないとストーリーの目的が達成できないことが分かっている。
ステップ8:最大のチャレンジ
ステップ7の最も危険な状況に立ち向かっている状況。
ステップ9:報酬、宝
最大のチャレンジを乗り越えた主人公が報酬を手に入れる。報酬の中身としては世界を救うことや自らの成長など。
ステップ10:帰路
ステップ9での報酬をもって帰路に就く。まだ敵に終われていたり最後の危険が孕んでいるストーリーもある。
ステップ11:復活
主人公が特別な体験から戻ってき、自分が生まれ変わったことを実感していく。
ステップ12:日常への帰還
最終的に主人公は元の日常に戻ってくる。同じ世界ではあるものの、たくさんの宝を得たうえで戻ってくるため新たな次元に達している。
12のステップを学習してみて
個人的に好きなドラゴンクエストのストーリーで各ステップをイメージしながら学習しましたが、概ね12ステップすべてに当てはまるなと感じました。(ドラクエの主人公はあまり感情をあらわにしないので、ステップ3の”非日常の拒絶”はイマイチでしたが…)
ただ、このステップに自分を当てはめてみると、普段とは異なった視点で自分のことをとらえなおすことができ、非常に有用なフレームワークだなと効果を実感することができました。(普段の勉強がレベリングに思えてきて、ちょっと楽しい気分になります笑)
ゴールを明確にするという部分は、なかなか自分は実践できていないので、今後もこの「ヒーローズジャーニー」を活用しつつ、ほかのフレームワークについても学習していきたいと思います。