この記事は、Microsoft Azure Tech Advent Calendar 2017 のための記事となります。
今日は、Azure のサービスのなかで SQL Database についてのお話です。
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はじめに
Access から SQL Server に移行するケースは、いくつかあると聞いています。でも、折角だからオンプレの SQL Server ではなく Managed Services である SQL Database に移行して、より運用管理にかかる作業を効率化していただくのもよいと思います。この記事では、その手順についてご紹介いたします。
手順
事前準備
- 移行先 SQL Database の作成
どんな方法を使ってもいいのですが、一番簡単にできるのはAzure Portal から作成する方法です。新規→ダイアログで ”SQL Database" を検索します。
** SQL Database ** を空の状態で作成します。スクリーンショットはご参考まで。
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Microsoft Access Database Engine 2016 のインストール
Microsoft Access Database Engine 2016 Redistributable をダウンロードしてインストールします。 -
SQL Server インポートおよびエクスポートウィザードのインストール
SQL Server インポートおよびエクスポートウィザード はSQL Server Data Tools (SSDT) もしくは SQL Server に含まれています。必要に応じてインストールします。
参考リンク
SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを使用してデータをインポートおよびエクスポートする
SQL Server Data Tools (SSDT) のダウンロード
Access ファイルの分割
Access を起動します。データベースツール→データの移動→Access データベースを選択し、ファイルを分割します。
SQL Server インポートおよびエクスポートウィザードを使用
データソースで**Microsoft Access(Microsoft ACE.OLEDB.16.0)*を選択し、ファイル名で分割したファイルを指定します。
実際に移行される場合は移行対象を選択したり、クエリで絞ってもよいです。
まとめ
SQL Server 同様に、Access から SQL Database へのデータ移行は簡単に実施可能です。Access をご利用のお客様でデータ容量や、利用ユーザー数が増えた場合や高度なレポーティングサービスが必要になった場合などにこういったデータ移行をご検討いただけると幸いです。