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APIで「HULFT マネジメント」ができるようになりました!

Last updated at Posted at 2025-12-20

はじめに

ファイル転送の「HULFT」・・・(ハルフトと読みます)は、バージョン10がリリースされ、新ラインナップとして「HULFT10 API Gateway」というHULFTをAPIで管理する製品をリリースしています。
この「HULFT10 API Gateway」のAPI機能を利用したHULFTの管理をご紹介します。

HULFT管理の2つの課題

HULFTを利用する際には以下のような課題があげられます。

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1つずつ課題を見ていきましょう

課題1 HULFT管理者の属人化問題

「HULFT」は、クライアント・サーバ方式ではなく、Peer-to-Peer方式でファイル転送を行うという特性上、ファイル転送を行いたいマシンにそれぞれ導入しておく必要があります。
メインフレームやLinuxやWindowsなど、様々なOSに対応しているため、異なるコード体系に対応しつつ、高速でセキュアなファイル転送を行います。
適切なコード変換や圧縮など、ユーザのニーズに沿ったファイル転送を行うためにも、ファイル転送を行うには事前にHULFT上には管理情報を登録しておく必要があります。

各OSに導入されているHULFTの管理画面を利用して管理情報の登録を行うには、どうしても各OSに詳しい方がそれぞれのHULFTへの登録作業を行うことになってしまいます。

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課題1の解決策 「HULFT10 Manager」でも対応できますが・・・

HULFTの関連製品の「HULFT10 Manager」を利用することで、各HULFTに接続してWindows版HULFTのようなGUI操作で各OSのHULFTの管理情報を登録することは可能ですが、「HULFT10 Manager」からHULFTへ接続するためのネットワークの定義が必要になりますし、HULFTの操作を行う人のパソコンに「HULFT10 Manager」を導入する必要があります。

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課題1の解決策 「HULFT10 API Gateway」の場合はその心配はありません

「HULFT10 API Gateway」の場合、「HULFT10 API Gateway」からの各HULFTと接続するネットワークの確保だけでよく、HULFTの操作は各自のパソコンからブラウザで「HULFT10 API Gateway」へ接続するだけで、複数の「HULFT10 API Gateway」の導入作業は不要となります。

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課題2 HULFT未導入システムからの実行問題

HULFTは、「配信要求」と「送信要求」を発行することでファイル転送を実現します。
「配信要求」は、ファイルを送る側が発行するプロググラムで、いわゆる、Putのイメージとなります。
「送信要求」は、ファイルを受け取る側が発行するプログラムで、いわゆる、Getのイメージとなります。
Peer-to-Peer方式ですので、どちらのHULFTからでも「配信要求」と「送信要求」が発行できます。

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この仕様をご理解いただいた上で、アプリケーションサーバなど、HULFTが導入されていない環境から、特定のHULFTの「配信要求」や「送信要求」を発行したい!というご要望をいただきますが、実現できないというジレンマがありました。

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課題2の解決策 「HULFT10 API Gateway」がその問題を解消します

「HULFT10 API Gateway」では、今までHULFTが対応していなかった、 REST APIによる 「管理情報の登録」・「ファイル転送ログの参照」・「要求発行」 が可能となります。
「HULFT10 API Gateway」を導入しておくことで、アプリケーションサーバからのファイル転送の指示や、データ連携基盤から管理情報の登録処理やファイル転送のログの取得など、様々なHULFTのハンドリングが行えるようになります。

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ユースケース

少し、具体的に利用のイメージを考えてみましょう。

<「HULFT10 API Gateway」利用前>

現状、売上分析用のデータをもとに分析している仕組みがあるとします。元データは日次で送信されたものを利用中していて、最新のデータを取得する仕組みになっていません。
最新のデータでの分析を行うには翌日のデータ反映を待つしかない状況となってしまっているとします。

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<「HULFT10 API Gateway」利用後>

「HULFT10 API Gateway」のAPIを利用することを検討します。
さすがに利用者が自分でAPIを発行するのは難しいと思いますので、あらかじめ画面作成用のツールなどで必要なファイルを選択する画面を作成しておきます。
利用者が、必要なファイルを選択してファイル取得のボタンを押下すると、
裏では、該当のファイルの送信指示をAPIで発行し、「HULFT10 API Gateway」を経由して、自動的にHULFTの転送が行われるため、任意のタイミングで最新データをファイルとして取得し、分析用ダッシュボードを常に最新の状態に保つことが可能です。

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終わりに

いかがだったでしょうか。
「HULFT10 API Gateway」を利用することで、ファイル転送をより柔軟に実行でき、データ活用の推進を通じて事業拡大に寄与できれば幸いです。

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