Google検索の「AIモード」がヤバい!パケットと調査時間の激減で世界が変わるかも?
最近、Google検索の画面トップに、AIが要約した回答が表示されるのを見かけるようになりました。
これ、Googleが日本でも導入した「AIモード」です。
これがもう、色々な意味で革命的なんだよね。
何がスゴイって「パケット消費」がごくわずか!
まず、これが一番大きな変化だと思うんだけど、
ユーザーのパケット通信量がメチャクチャ少なくて済むってこと!
これまでの調べ物って、
1.Googleで検索
2.検索結果のリンクをポチッ
3.サイトに飛んで、ページ全体のデータをダウンロード(ここでパケット消費!)
4.答えが見つからなければ、またGoogleに戻って別のリンクをポチッ
5.また別のサイトのデータをダウンロード
...って感じで、あちこちのサイトと通信しまくってたわけだよね。
さらに、もう一度同じサイトに戻るかもしれないから、複数タブ開いて効率化
でも、「AI モード」なら、Googleのサーバー側でAIがいくつものサイトをガッと見て、
必要な情報を要約して、その結果だけをユーザーに送ってくれる。
1.だけで完結。
つまり、ユーザーがサイトにアクセスしてダウンロードするパケットが激減するってこと!
これは、モバイル環境なんかじゃ特に体感できる大きな進化だよね。
サイトに行かなくても「調べ物が終わっちゃう」時代
もちろん、技術的なことだけじゃなく、ユーザー体験も激変してる。
ニュースでも散々言われてるけど、このAIモードのおかげで、わざわざ個別のサイトに飛ばなくても、検索画面で調べ物が完結しちゃうことになる。
特に「〇〇とは?」とか「△△のやり方は?」みたいなシンプルな質問は、AIの回答を読んで終わり!ってなるよね。
Google検索の「AIモード」を使ってみた
ちょっとした困りごとで「AIモード」を使ってみました。
回答が嘘かもしれないので、実際に試してみました。例の内容だと嘘はなかった。
| 例 | 詳細 |
|---|---|
| 困りごと | 公衆無線LANでログインページが開かれない |
| 提示された解決方法 | ブラウザにhttp://〜(平文)のURLを入力したらログインページに遷移しました。 |
| 技術要素 | CaptivePortalの転送の仕組みがHTTPSだと機能しない場合がある |
公衆無線LANでログインページにたどり着けなくて困ったときの例。
- 検索ワード
公衆無線LANが使えない場合を教えてくれる
- 回答(AIモードのレスポンス)
公衆無線LAN の仕組み
公衆無線LAN(Wi-Fiスポット)は、Wi-Fiの技術を利用して、カフェや駅、空港などの公共の場所でインターネット接続を提供する仕組みです。
公衆無線LANサービス | 日経クロステック(xTECH)
公衆無線LANの基本的な仕組み
公衆無線LANは、主に以下の3つの要素で構成されています。
アクセスポイント (AP): 公衆無線LANを提供する店舗や施設に設置されている機器で、電波を発信します。有線ネットワークと接続されており、無線で受け取ったデータを有線ネットワークに転送します。
無線LAN対応端末: スマートフォンやノートパソコンなど、Wi-Fiに対応した端末が利用者の機器にあたります。
インターネット回線: アクセスポイントを通じて、インターネットに接続するための回線です。
接続の流れ
アクセスポイントの検出: 利用者は端末のWi-Fi設定画面で、付近のアクセスポイントが発信するSSID(ネットワーク名)を検出します。
認証: 多くの公衆無線LANでは、接続時に認証が必要です。
パスワード: 暗号化されたネットワークの場合、パスワードを入力します。
ログイン画面: ネットワークに接続後、ブラウザでログイン画面が表示され、メールアドレスやSNSアカウントでログインします。
認証不要: 暗号化されていないネットワークでは、認証なしで接続できる場合があります。
インターネット接続: 認証が完了すると、端末から発信されたデータは無線でアクセスポイントに送信され、アクセスポイントからインターネット回線を通じて外部のネットワークに接続されます。
セキュリティの仕組み
公衆無線LANの安全性は、その種類によって大きく異なります。
暗号化:
暗号化あり: WPA2やWPA3などの暗号化方式が使われており、接続時にパスワードが求められます。通信内容が暗号化されるため、盗聴のリスクが低減されます。
暗号化なし: 誰でも自由に接続できるネットワークです。通信内容が暗号化されないため、悪意のある第三者によって通信内容を盗聴される危険性があります。
ユーザー認証:
ウェブ認証: 上記のログイン画面による認証方式です。
証明書認証: 企業などが提供する安全性の高い公衆無線LANで用いられることがあり、証明書を利用してユーザーを認証します。
VPN(仮想プライベートネットワーク): 公衆無線LANを安全に利用するためには、VPNの使用が推奨されます。VPNは端末と特定のサーバー間に仮想的な暗号化された通信経路を構築するため、公衆無線LAN上でも安全な通信が可能になります。
公衆無線LANの種類
無料Wi-Fi (フリーWi-Fi): カフェや商業施設などで、誰でも無料で利用できるサービスです。利用手続きが簡単な反面、セキュリティ対策が十分でない場合があるため注意が必要です。
有料Wi-Fi: 通信事業者が提供するサービスで、事前に契約したユーザーのみが利用できます。無料Wi-Fiよりもセキュリティが高く、安定した通信が期待できます。
災害時用Wi-Fi: 災害時に安否確認などのために無料で提供されるWi-Fiです。通信キャリアの垣根を越えて接続できる「00000JAPAN」などが知られています。
AI の回答には間違いが含まれている場合があります。
- 検索ワード
最初にブラウザでログインするページに誘導する仕組みを知りたい。
- 回答(AIモードのレスポンス)
公衆無線LANで最初にブラウザがログインページに誘導される仕組みは、「キャプティブポータル」と呼ばれます。これは、認証が完了するまでネットワークアクセスを遮断し、特定のウェブページに強制的にリダイレクトする技術です。
キャプティブポータルの仕組み
キャプティブポータルの仕組みは、主に以下の手順で構成されています。
ネットワーク接続とIPアドレスの取得
利用者がWi-FiスポットのSSIDに接続すると、端末はDHCPサーバーからIPアドレスを自動的に取得します。
この時点では、まだ認証されていないため、インターネットへの完全なアクセス権は付与されません。
インターネット接続性の自動チェック
スマートフォンやPCは、Wi-Fiに接続した直後に、特定のURL(例: http://connectivitycheck.gstatic.com/generate_204)にアクセスしてインターネット接続の有無を自動的に確認します。
このチェックは、ネットワークの接続アシスタント機能(Captive Network Assistant、通称CNA)によって行われます。
HTTPリクエストの傍受とリダイレクト
未認証の状態では、端末から外部のウェブサイトへのHTTPリクエスト(暗号化されていないサイトへのアクセス要求)は、無線LANのアクセスポイント(AP)によって傍受されます。
APは、本来のアクセス先ではなく、設定されている認証ページ(ログインページ)のURLを利用者の端末に返します。これがHTTPリダイレクトです。
これにより、ブラウザは自動的にログインページが表示されるか、利用者が任意のHTTPサイトにアクセスしようとすると、ログインページに誘導されます。
認証とインターネットアクセスの許可
利用者がログインページで認証情報(メールアドレスやSNSアカウントなど)を入力し、認証を完了させます。
認証に成功すると、アクセスポイントは利用者の端末のMACアドレスを「許可リスト」に追加し、インターネットへの完全なアクセスを許可します。
この仕組みは、認証サーバー(RADIUSサーバー)と連携して、利用者を管理する仕組みの一部として機能します。
HTTPSサイトへの対応
キャプティブポータルは元々、暗号化されていないHTTP通信を利用していましたが、現在ではウェブサイトのほとんどがHTTPS(暗号化通信)に移行しています。このため、接続アシスタント機能は、事前に用意された特定のHTTP URLにアクセスすることで、接続が認証されているかどうかを判断しています。
なぜかログインページが表示されない場合
キャプティブポータルがうまく機能しない場合は、以下のような原因が考えられます。
ブラウザのキャッシュ: 過去のDNS情報が残っている場合、リダイレクトが妨げられることがあります。
通信のブロック: セキュリティソフトやVPNなどが、リダイレクトをブロックしている場合があります。
HTTPSのみのアクセス: 最初にHTTPSサイトにアクセスすると、リダイレクトが行われず、接続エラーになることがあります。その場合は、http://example.com のように、HTTPで始まるサイトを試すとログインページが表示されることがあります。
AI の回答には間違いが含まれている場合があります。
情報の信頼性は?Webサイト側の葛藤
ただ、もちろんメリットばかりじゃない。
そもそも、僕らが調べ物をする時って、「そのテーマについて深く理解したい」から、ブログ記事とかを見て勉強するんだと思うんだ。
でも、AIが要約してくれると、
信頼できるか分からない記事がSEOで上位に来てても、AIが適切な情報源を選んでまとめてくれる(はず)。
逆に、自社製品への誘導が目的の記事でも、それがAIの要約に取り込まれちゃうこともあり得る。
サイト運営側からすると、アクセスが減るっていう大きな課題があるわけで、いろいろなビジネスモデルが変わりそう。
そのうちAgentモードのようなViveCodingもサーバーサイドが主流になる日が来る予感。