通常、Db2に作成されたオブジェクトは大文字小文字の区別なく利用可能で、select文のfrom句に指定するときは通常、大文字で指定しても小文字で指定しても問題ないです。
ただ以下のような特殊なケースは例外となります。
- クォーテーションで囲み、明示的に小文字を指定してオブジェクトを作成したとき
- Db2のADMIN_MOVE_TABLEでソース表を別名保管するオプションを利用し、ソース表を参照したいとき
- ソース表は大文字小文字混在、Case sensitiveな名前にリネームされる
- (正直やめてほしい)
- ソース表は大文字小文字混在、Case sensitiveな名前にリネームされる
■ 方法 (1) db2コマンドプロンプトでダブルクォーテーションを使う
$ db2 connect to testdb
データベース接続情報
データベース・サーバー = DB2/LINUXX8664 12.1.0.0
SQL 許可 ID = V12INST
ローカル・データベース別名 = TESTDB
$ db2
(c) Copyright IBM Corporation 1993,2007
DB2 クライアント 12.1.0.0 コマンド行プロセッサー
コマンド・プロンプトからデータベース・マネージャーのコ
マンド、 および SQL ステートメントを呼び出せます。 例:
db2 => connect to sample
db2 => bind sample.bnd
一般ヘルプには ? をタイプしてください。
コマンドのヘルプには ? command をタイプしてください。
command には、データベース・マネージャー・コマンドの
最初のいくつかのキーワードを入力します。 例:
? CATALOG DATABASE は CATALOG DATABASE コマンドのヘルプです。
? CATALOG は全 CATALOG コマンドのヘルプです。
db2 対話モードを抜けるには、コマンド・プロンプトで QUIT
とタイプしてください。
対話モード以外では、すべてのコマンドに接頭語 'db2'
を付ける必要があります。
現在のコマンド・オプションの設定をリストするには、
LIST COMMAND OPTIONS とタイプしてください。
詳細は、「オンライン・リファレンス」を参照してください
。
db2 => select * from "T1AAAAVxo"
C1 C2
----------- --------------------------------
1 A
2 B
3 あいう
3 レコードが選択されました。
db2 =>
■ 方法 (2) シングルクォーテーションとダブルクォーテーションの合わせ技
$ db2 connect to testdb
データベース接続情報
データベース・サーバー = DB2/LINUXX8664 12.1.0.0
SQL 許可 ID = V12I
ローカル・データベース別名 = TESTDB
$ db2 'select * from "T1AAAAVxo"'
C1 C2
----------- --------------------------------
1 A
2 B
3 あいう
3 レコードが選択されました。
$
参考
Db2マニュアル
Db2のバイブル的なblog