Libertyにおける、トレース構成方法のマニュアルページはこちらにあります。
ロギングおよびトレース
しかし、接続プールコンポーネントに限定してトレースを出させる指定方法は書かれていません。
「traceSpecification="*=all"」(全コンポーネント対象全出力)などと指定すると、大変な出力量になってしまいます。
詳しくは書きませんが出力の多さだけでなく何やらバグを踏んでしまったのか、Liberty起動が途中でフリーズして止まったりするなどのアクシデントもあり、全取得構成は簡単なようでむしろハードルが高かった、という印象です。。。
結論としては、Libertyにおいても、tWASと同じ指定文字列で取得できました。
How to Enable a Connection Pool Trace for Websphere Application Server
設定方法
環境
- WebSphere Application Server 22.0.0.7 (wlp-1.0.66.cl220720220620-2217)
- JDBC Driver: IBM Data Server Driver for JDBC and SQLJ 4.31.10
- Db2 Server: Db2 11.5.7.0
設定
server.xmlに、下記のトレース文字列を設定します
*=info:WAS.j2c=all:RRA=all:Transaction=all
一例:
server.xml(トレース取得のために必要な記述内容)
<logging traceSpecification="*=info:WAS.j2c=all:RRA=all:Transaction=all" maxFileSize="1000" maxFiles="50"/>
トレース有効化には、Libertyの再起動が必要でした。
トレースの止め方
以下どちらの方法でも止めることができました。
1.server.xml編集(logging traceSpecification … 部分を削除)、再起動
2.トレースファイルの削除
2.の方法だと、Liberty再起動が不要であるのと、出力再開したいときに同じ名前の空ファイルを作成するだけで良かったので、お手軽でした。
たぶん、あまりお行儀のよい方法ではありませんが。