はじめに
Quest3では、マイク機能がついているのですが、一見マイクがどこにあるのかよくわかりません。それを明らかにします。
要するに
以下の場所に合計3つのマイクがついており、マイクアレイを形成していると考えられます。
証拠
iFixit の分解動画から引用します。 (https://www.youtube.com/watch?v=liVll-GVF3Q)
Quest3の正面中央のマイクですが、このように裏にMEMSマイクデバイスがついています。
鼻のところのマイク2つですが、正面パネルを外した残りのパーツを上からみたときに、2つのMEMSマイクデバイスが確認できます。
マイクの特性について
このようにマイクが3つついており、マイクアレイを形成していると推測されます。
実際にアプリから音声を録音してみると、環境音はかなり拾わないように調整されていることがわかります。実質的に、口のあたりから出た音だけを拾うという印象があります。
また、鼻のところのマイクには一般的にみられるマイク用の穴が見当たりません。これがどのように音質に影響を与えるかはわかりませんが、HMD全体をカバーするようなケースをつけている場合、マイク入力を阻害する可能性がありそうです。
Quest Proとの比較
Quest Proでは、画像のように鼻のまわりに3つのマイク穴があり、マイクアレイを形成しています。
外部マイクの利用について
Quest3では、スタンドアロンでの利用の場合、今のところ外部マイクを利用する手段はないようです。ヘッドホン端子は音声出力の機能のみ持っているようです。