はじめに
Sourcegraphはブラウザ上でGitリポジトリ上のソースコードを検索・分析できるツールです。
このツールを使うとGitHub上のパブリックリポジトリに対して簡単にコードリーディングを行う環境を準備することができます。
前提
- 本記事では、Sourcegraphの使い方は説明しません。
- GitHub上のパブリックリポジトリを対象とします。
- プライベートリポジトリを対象とする場合は、自前のサーバにオープンソースのSourcegraphをインストールする必要があるかもしれません。
- こちらについては詳しくは調べていません。
- プライベートリポジトリを対象とする場合は、自前のサーバにオープンソースのSourcegraphをインストールする必要があるかもしれません。
- iPad環境を想定します。
- iPhoneでも大丈夫だと思いますが、画面が小さいため個人的にコードリーディングには適さない気がします。
- また、Apple Pencilを使うとコードリーディングと相性が良さそうです。
- PC上でコードリーディングする場合は、Chrome拡張をインストールすると便利かもしれません。
- iOSのショートカット機能を使用するため、iPadのiOSバージョンはiOS12以上を使用します。
Sourcegraphのコードリーディング用のURL
SourcegraphのドメインとGitHubのリポジトリのURLを組み合わせると、GitHubリポジトリ上のソースコードを参照することができます。
URLの形式は次の通りです。
https://sourcegraph.com/github.com/<リポジトリのパス>
例えば、Swiftのソースコードを参照したい場合は、apple/swift
をリポジトリのパスに指定します。
https://sourcegraph.com/github.com/apple/swift
上記URLをiPadのSafariブラウザなどで開けば、SwiftのソースコードをSourcegraph上で参照できます。
基本的に、リポジトリのパスさえ分かれば、GitHub上の任意のパブリックリポジトリが参照できるのですが、iOSのショートカット機能を使って簡単に参照できるようにすると便利です。
iOSのショートカットを作る
任意のGitHubのパブリックリポジトリのテキストをアラートで受け取って、コードリーディング用のURL作成し、最後にSafariブラウザを開くショートカットを作成します。
ここで、簡単にフローを説明します。
- ショートカットアプリで、ショートカットの新規作成画面を起動します。
- スクリプティングの
入力を要求を
を追加します。- 例えば、
Githubのリポジトリ
を尋ねるに設定します。
- 例えば、
- 変数の
変数を設定
を追加します。- 例えば、変数
repo
を指定入力
に設定します。
- 例えば、変数
- アクションのURLを追加します。
- 例えば、
https://sourcegraph.com/github.com/<変数repo>
に設定します。
- 例えば、
- アクションの
URLを開く
を追加します。 - 最後に完了ボタンを押して、ショートカットの名称を付ければショートカットの作成は完了です。
iOSのショートカットの実行
上記で作成したショートカットを選択すると、タイトルがGitHubのリポジトリ
のアラートが表示されます。ここで、apple/swift
を入力し、OKボタンを押下すれば、Safariのブラウザが自動的に起動します。
参考までに、ショートカットの共有リンクを貼っておきます。
iOS12以上の端末から、上記の共有リンクをクリックすると、ショートカットをインストールすることができます。
さいごに
今回は、GitHubのパブリックリポジトリに対して、iPadからお手軽にコードリーディングできる環境を整えました。今後、プライベートリポジトリに対しても簡単にコードリーディングできる環境を整えたいと思います。