はじめに
iOS端末から開発中のWebサイトを開きたい時に、iOS端末のブラウザでURLを直接入力するのは面倒ですよね。(例えば、Mac側でngrokで生成したリンクをモバイル端末で素早く開きたい時など)
これらを解決する方法としては、
- iCloud経由の同期
- Google Chrome経由の同期
- AirDrop経由のリンク共有
などがあります。(他にもあるかと思いますが。。)
ただ、iCloudやGoogle Chromeといったアカウント連携したものは個人の環境ではOKでも、会社で同じアカウント連携するのは面倒かもしれません。AirDropの場合はiOS端末側で設定を有効化すると利用できるため、割とリンク共有方法として手間がかからずに良いかなと思います。
ここでは、アカウント連携が不要なQRコードを使ったリンク共有
について書きたいと思います
大まかな手順
単純に以下をやるだけです。
- Mac側でURLを含むQRコードを生成する
- iOS端末側でQRコードを読み込む
Mac側でQRコードを生成
文字列をQRコード化するコマンドツールにqrencode
がありますので、このコマンドでURLをQRコード化します。
qrencodeはHomebrew
でインストールできます。
$ brew install qrencode
QRコードの生成方法は、以下のような感じになります。
$ qrencode -t ansi {URL文字列}
上記コマンドを実行すると、ターミナル上に生成したQRコードが表示されます。
iOS端末でQRコードに含まれるURLを起動する
QRコードを読み取るだけなら、標準カメラからQRコードを読み取ることができますが、読み取り後に
通知のバナーをタップする必要があり、1ステップ手間がかかります。
iOSのショートカットを使えば、この1ステップを削除できます。
ショートカットの手順としては、ショートカット内部で、
-
QRコードバーコードをスキャン
のアクションを追加 -
URLを取得
のアクションを追加 -
URLを開く
のアクションを追加
のワークフローを作成することで、QRコードに含まれるURLを起動することができます。
この作成したショートカットを使って、Mac側で生成したQRコードを読み取れば、自動的にSafariブラウザが起動して、URLを開くことができます。
(最後のURLを開くアクションでは、Safariブラウザが開くため、Chromeなどの他のブラウザを起動するようにしても良いかもしれません)
最後に作成したショートカットの共有リンクを記載しておきます。