Advent calendar2日目です🎉
パーソンリンクではkiberaというツールを使って社内で技術系の知見を共有しています。
そこで投稿したものを外部にも公表します🌞
普段はAWSを主に扱っていますが、業務で取り扱うことがあったので今回はGCPの内容です。
本題
GCPのCloud StorageにCloud CDNを設定する手順を書きます。
CDNとはオリジンサーバーの代わりにコンテンツをキャッシュしてユーザに配布してくれるやつで、高速化やオリジンサーバの負荷削減などの効果があります。
GCPではロードバランサの機能の一部としてCDNを利用することができます。(下の記事曰く「巨大な CDN 機能付きロードバランサー」)
画像引用元:Cloud CDN カスタムオリジン | google-cloud-jp
前提
以下は行っている前提で書きます。
- GCPアカウント作成
- GCPプロジェクト作成
- GCPアカウントの決済情報登録
Cloud Storageの作成
- 「バケットを作成」をクリック
- 名前、リージョン(asia-northeast1(東京))、ストレージクラス(Standerd)、アクセス制御(均一)を設定。
- 「作成」をクリック
Cloud Load Balancingの作成 & Cloud CDNの設定
ホーム画面 > メニュー > ネットワーク サービス > 負荷分散
- 「ロードバランサを作成」をクリック
- HTTP(S)負荷分散の「構成を開始」をクリック
- 「インターネットから自分のVMへ」を選択して「続行」をクリック
- ロードバランサの名前を記入
- バックエンドの構成 > バックエンドサービスとバックエンドバケットの作成または選択 > バックエンドバケット > バックエンドバケットを作成
- バックエンドバケットの名前、Cloud Storageバケットの選択、Cloud CDN(Cloud CDNを有効にする)を設定。 ※画像参照
- フロントエンドの構成 > 「完了」をクリック
- 「作成」をクリック
確認
ストレージに適当なindex.htmlをpushして、アクセスしてみます。
https://storage.cloud.google.com/BUCKET_NAME/index.html
※ BUCKET_NAMEは作成したものに置き換えてください
上記のURLにアクセスすると別のURLへ飛ばされ、CDNのキャッシュサーバへアクセスしていることがわかります。
参考
【GCP入門編・第29回】Cloud Load Balancing で Web アプリケーションにロードバランサーを設定する | 株式会社トップゲート
【GCP入門編・第30回】 Cloud CDNで静的ファイルの配布を行う | 株式会社トップゲート