当記事の著作権はIBMに帰属します。
詳細はこらちを参照ください。こちら
※この記事は、z/OS 3.1のシステムを使用しています。
LISTC ENT(/)
データセットのカタログエントリーを調べたい際によく使うコマンド LISTC ENT(/)。
このコマンドは、IDCAMSユーティリティーのLISTCATコマンドですが、バッチジョブでLISTCATを実行せずとも、パネル上でカタログエントリーを調べることができます。
<手順>
①まず、3.4のパネルから、カタログエントリーを調べたいデータセットを表示させます。今回は ’MYFILE.TEST’ というデータセットを例にご説明します。

②下の図にて、赤枠で囲ったCommand行にて、「LIST ENTC(/)」と入力します。

「LISTC ENT(/)」と入力した際、以下の図ようにCommand行をはみ出して、データセット名を書きつぶしてしまいますが、問題ありません。
※見やすくするため、「LISTC ENT(/)」の後ろに一つブランクを入れています。
ブランクを入れても入れなくても、実行できます。
ちなみに、バッチJOBにて実施する場合、JCLは以下になります。

③Enterキーを押下し、実行します。

すると、赤字でカタログエントリーの情報が出力されます。
LISTC ENT(/) ALL
先ほど紹介したLISTC ENT(/)の末尾にALLを付けることで、より詳細な情報を取得することができます。
方法はLISTC ENT(/)と同様なので、簡略して説明します。
<手順>
②データセットの左横のCommand行にLISTC ENT(/) ALLと入力する。

ちなみに、バッチJOBだと以下のJCLになります。

③Enterキーを押下し、実行します。
このように、LISTC ENT(/)の結果よりも、多くの情報が出力されます。
LISTC ENT(/) ALL を用いることで、LISTC ENT(/)で取得できる情報に加え、データセットの作成日、格納されているVOLUME名・デバイスタイプなどを知ることができます。
黄色で囲んだデータセットの作成日と、デバイスタイプについて、少し説明します。
・ジュリアンデート
データセットの作成日の表示が、2024.262と表示されています。
これは、ジュリアンデートという、ある基準日からの通し日数で日付を表す方法で表されています。
その年の1月1日からの通し日数(1月1日=001、12月31日=365または366)で日付を表しています。
つまり、2024.262は、「2024年の262日目」という意味です。
一体2024年の262日目は何月何日なのでしょうか。
z/OS上で調べてみましょう。
ISPFのメインパネルの上部タブにあるStatusにカーソルを当て、Enterキーを押下。

「3」を入力し、エンター。

すると、ISPFのメインパネルにカレンダーが表示されるようになります。
ちなみに、今の動作はコマンドでも再現できます。
カレンダー表示(Status→3を選択)は、”ISRROUTE CAL”というコマンドで代用できます。

また、セッション表示に戻したい場合(Status → 1)は、”ISRROUTE SESS”というコマンドで同様の操作が可能です。

赤枠で囲んだDay of yearにカーソルを当ててエンターを押します。

DayとYearの部分に調べたいジュリアンデートと年を入力し、エンターを押すと、下の行に詳細の日付情報が出力されます。
2024年の262日を調べるため、Dayの部分に262を入力し、Yearの部分に2024を入力し、Enterキーを押下。
すると、画面が更新され、2024年262日が何月何日の何曜日だったのかがわかります。

・デバイスタイプ
サポートされる装置タイプのLISTCATコードが出力されます。
今回はX’3010200F'と出力されていますが、これは装置タイプが「3390、すべてのモデル」という意味です。
本記事はチーム活動の一環です。背景や目的はこちらにまとめています。→ リンク
この記事は、IBM Community Japanの主催する2025年ナレッジモール研究における「メインフレーム若手技術者の広場」の成果物です。


