0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

メインフレーム便利コマンド解説【LISTC ENT(/) ALL】

0
Last updated at Posted at 2025-09-29

当記事の著作権はIBMに帰属します。
詳細はこらちを参照ください。こちら

※この記事は、z/OS 3.1のシステムを使用しています。

LISTC ENT(/)

データセットのカタログエントリーを調べたい際によく使うコマンド LISTC ENT(/)。

このコマンドは、IDCAMSユーティリティーのLISTCATコマンドですが、バッチジョブでLISTCATを実行せずとも、パネル上でカタログエントリーを調べることができます。

<手順>

①まず、3.4のパネルから、カタログエントリーを調べたいデータセットを表示させます。今回は ’MYFILE.TEST’ というデータセットを例にご説明します。

②下の図にて、赤枠で囲ったCommand行にて、「LIST ENTC(/)」と入力します。

「LISTC ENT(/)」と入力した際、以下の図ようにCommand行をはみ出して、データセット名を書きつぶしてしまいますが、問題ありません。

※見やすくするため、「LISTC ENT(/)」の後ろに一つブランクを入れています。
ブランクを入れても入れなくても、実行できます。

ちなみに、バッチJOBにて実施する場合、JCLは以下になります。
image.png

③Enterキーを押下し、実行します。

すると、赤字でカタログエントリーの情報が出力されます。

LISTC ENT(/) ALL

先ほど紹介したLISTC ENT(/)の末尾にALLを付けることで、より詳細な情報を取得することができます。

方法はLISTC ENT(/)と同様なので、簡略して説明します。

<手順>

①3.4から対象のデータセットを開きます。

②データセットの左横のCommand行にLISTC ENT(/) ALLと入力する。

ちなみに、バッチJOBだと以下のJCLになります。
image.png

③Enterキーを押下し、実行します。

すると、赤字でカタログエントリーの情報が出力されます。
image.png

このように、LISTC ENT(/)の結果よりも、多くの情報が出力されます。

LISTC ENT(/) ALL を用いることで、LISTC ENT(/)で取得できる情報に加え、データセットの作成日、格納されているVOLUME名・デバイスタイプなどを知ることができます。

黄色で囲んだデータセットの作成日と、デバイスタイプについて、少し説明します。

・ジュリアンデート

データセットの作成日の表示が、2024.262と表示されています。

これは、ジュリアンデートという、ある基準日からの通し日数で日付を表す方法で表されています。

その年の1月1日からの通し日数(1月1日=001、12月31日=365または366)で日付を表しています。

つまり、2024.262は、「2024年の262日目」という意味です。

一体2024年の262日目は何月何日なのでしょうか。

z/OS上で調べてみましょう。

ISPFのメインパネルの上部タブにあるStatusにカーソルを当て、Enterキーを押下。
image.png
「3」を入力し、エンター。
image.png

すると、ISPFのメインパネルにカレンダーが表示されるようになります。

ちなみに、今の動作はコマンドでも再現できます。

カレンダー表示(Status→3を選択)は、”ISRROUTE CAL”というコマンドで代用できます。

また、セッション表示に戻したい場合(Status → 1)は、”ISRROUTE SESS”というコマンドで同様の操作が可能です。

赤枠で囲んだDay of yearにカーソルを当ててエンターを押します。
image.png

本日の日付とジュリアンデートでの表記が出力されます。
image.png

DayとYearの部分に調べたいジュリアンデートと年を入力し、エンターを押すと、下の行に詳細の日付情報が出力されます。

2024年の262日を調べるため、Dayの部分に262を入力し、Yearの部分に2024を入力し、Enterキーを押下。

すると、画面が更新され、2024年262日が何月何日の何曜日だったのかがわかります。
image.png

・デバイスタイプ

サポートされる装置タイプのLISTCATコードが出力されます。

今回はX’3010200F'と出力されていますが、これは装置タイプが「3390、すべてのモデル」という意味です。

本記事はチーム活動の一環です。背景や目的はこちらにまとめています。→ リンク


この記事は、IBM Community Japanの主催する2025年ナレッジモール研究における「メインフレーム若手技術者の広場」の成果物です。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?