9月に、X(旧Twitter)の投稿の下書きを毎朝AIに作ってもらっていました。一旦運用を止める直前の4日間で出てきた32本のうち、実際に採用したのは3本だけでした。
この記事では、そのとき「なぜ使わなかったのか」を記録から仕分けた手順と、仕分けたあとに決めた「AIに任せる仕事・自分で持つ仕事」の分け方を書きます。
最後に、同じ仕分けをするための表の雛形も置いておきます。
前提
- 使用しているAIは Claude(モデルは主に Opus 5.5)。フォルダとファイルで役割を渡して、自分仕様にカスタマイズしています
- 2026年9月8日から9月16日まで、Xの投稿の下書きを毎日AIに作ってもらっていました(平日は朝に予約タスクとして実行)
- 素材を出す・下書きを書く・チェックする、の3つの役を、サブエージェント的に割り当てていました
- 下書きは私が読んで、使うか、直して使うか、使わないかを決めていました
- 下書きの往復と、断ったときの私の返事は、日ごとの記録に残っています
1. 日ごとに「出た本数」と「使った本数」を並べる
まず、数だけを並べました。
| 日 | 出てきた下書き | 使った本数 |
|---|---|---|
| 9/13 | 13 | 0 |
| 9/14 | 6 | 1 |
| 9/15 | 8(朝の6本+出し直しの2本) | 1 |
| 9/16 | 5 | 1 |
| 合計 | 32 | 3 |
1日あたり5〜13本出ていて、使えたのは多くて1本です。
2. 断った日の、自分の言葉を拾う
次に、断ったときに自分が返した言葉を、記録からそのまま拾いました。
| 日 | そのときの言葉 | 下書きの側で起きていたこと |
|---|---|---|
| 9/13 | 「これ以上は時間の無駄なので自分で投稿しました」 | 下書きは作業の記録から題材を取っていた。私が書いたのは、iPhoneの買い替えを見送った話 |
| 9/14 | 「ここ数回、ネタとしてはニュースなど外部から持ってきたものだけ」 | 使えた下書きは、外のニュースが起点のものだった |
| 9/15 | 「AIっぽい文章で品質がよくない」 | 朝の6本は1本も使わなかった |
| 9/16 | 「学びでも何でもない」 | 3本続けて、締めが「数え方・見方を直す」で終わっていた |
3. 言葉を3つに仕分ける
拾った言葉は、次の3つに分かれました。
| 理由 | 中身 | 該当した日 |
|---|---|---|
| 素材がずれる | AIは作業の記録から題材を選び、私は自分の関心(生活の側を含む)から選んでいた | 9/13・9/14 |
| 文章がAIっぽい | 整いすぎていて、自分の文章にならない | 9/15 |
| 締めがずれる | 読む人が持ち帰るものではなく、仕組み側の反省で終わる | 9/16 |
仕分けてみると、文章の質が原因だったのは3つのうち1つでした。3つのうち2つは「何を書くか」「何で終わるか」のずれで、文章を直すだけでは片づかないものでした。下書きがうまくいかないときは、まず文章のせいにしたくなりますよね。
4. 任せる仕事と、持つ仕事を並べる
9/16に、毎朝の下書きの運用を中止しました。Xの投稿は自分で書き、必要なときだけAIに頼むように戻した形です。そのうえで、いまの仕事を並べ直すとこうなります。
| 仕事 | いまの持ち方 |
|---|---|
| Xの投稿を書く | 自分(必要に応じてAIに頼むことはある) |
| 何を載せるか・タイトル・公開するか | 自分 |
| 記事の下書き | AI(ただし毎回、自分が直す) |
| 外で読まれている記事の調べ(毎週) | AI |
| 投稿したあとの記録(下書きとの違い・日々の記録) | AI |
| 表示回数などの数字集め | AI |
| 公開したあとの誤字・食い違いの確認 | AI |
| 同じ指摘を、次から守る決まりとして書き残す | AI |
書く・決める・出す、は自分。集める・記録する・確かめる、はAI。仕分けた3つの理由のうち、「素材」と「締め」は、この表でいうと「決める」側にあたります。
同じ仕分けをするための雛形
自分の場合に当てはめるときは、この2つの表を埋めるところから始めると早いと思います。
## 断った下書きの記録
| 日 | 出てきた本数 | 使った本数 | 断ったときの自分の言葉 | 理由(素材/文章/締め/その他) |
| :---- | ----: | ----: | :---- | :---- |
| | | | | |
## 任せる仕事・持つ仕事
| 仕事 | 種類(書く/決める/出す/集める/記録する/確かめる) | いまの持ち方(自分/AI/AIが作って自分が直す) |
| :---- | :---- | :---- |
| | | |
「理由」の列は、あとで仕分けるために空けておくのがよさそうです。
気になっている点
書くのを戻したら、手間は減った気がします。ただ、ネタを考えるのはやはり面倒で、投稿の本数は目に見えて落ちました(戻す前の3週は週4〜7本、戻したあとの3週は週1〜2本)。
なので、AIにXの下書きを書いてもらうこと自体を諦めたわけではありません。やめたのは、毎朝まとめて出してもらう運用で、いずれは一連の投稿に関わるワークフローは構築したいと思ってはいます。
戻したときの経緯と、記事の下書きを「半分だけ」任せている話は Zenn に書きました。よろしければこちらもぜひ。