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Airbyteアーキテクチャ基礎 必要環境(Docker / Compose / CPU / メモリ)

Last updated at Posted at 2026-01-04

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Airbyteアーキテクチャ基礎

必要環境(Docker / Compose / CPU / メモリ)

Airbyte OSS を本格的に使い始める前に、
多くの人が最初につまずくのが 「結局どれくらいの環境が必要なのか?」 という点です。

GitHub を見ると Docker / Docker Compose が前提になっており、
なんとなく「重そう」「ローカルでは厳しいのでは?」という印象を持たれがちです。

しかし実際には、
Airbyteは“最初は軽く、スケール時に重くなる”設計 になっています。

本記事では、Airbyte OSS を前提に、
最低限必要な環境から、実運用を見据えたリソース設計まで
アーキテクチャ視点で整理します。


なぜDocker / Docker Composeが必須なのか 🐳

Airbyte OSS は、
マイクロサービス前提のアーキテクチャ で設計されています。

内部には、

  • Server
  • Worker
  • Scheduler
  • Temporal
  • Web UI
  • データベース

といった複数のコンポーネントが存在し、
それぞれが独立したプロセスとして動作します。

これを素直にローカル環境で管理しようとすると、

  • プロセス管理が煩雑
  • バージョン差異が出やすい
  • 再現性が低い

という問題が発生します。

そこで Airbyte は、
Docker を唯一の公式実行環境 として採用しています。

Docker Compose を使うことで、

  • 複数サービスを一括起動
  • 依存関係を明示的に管理
  • 環境差異を極小化

できるため、
OSSとして非常に現実的な選択です。

「Dockerが必須」というより、
Dockerでしかこの複雑さを扱えない
と理解した方が正確でしょう。


最低限必要なCPU / メモリの目安 💻

Airbyte公式ドキュメントでは、
最低限の推奨環境 が示されています。

目安としては以下です。

  • CPU:2 core
  • メモリ:4〜8 GB
  • ストレージ:数十GB以上

これは、

  • UI操作
  • 少量データの同期
  • PoC / 検証用途

を想定した構成です。

実際には、

  • コンテナが常時複数起動している
  • Temporal や DB もメモリを消費する

ため、
メモリ4GBは「動くが余裕はない」 レベルです。

ローカル検証でも、

  • CPU:4 core
  • メモリ:8 GB

程度あると、
体感的にかなり安定します。

ここで重要なのは、
Airbyte自体が重いのではなく、並列性を前提にしている
という点です。


Workerがリソースを食う理由 🔥

Airbyteにおいて、
最もリソースを消費するのは Worker です。

なぜなら Worker は、

  • コネクタ実行
  • API通信
  • データ変換
  • 書き込み処理

といった「実データ処理」を一手に担うからです。

さらに重要なのが、

  • 同期ジョブごとに Worker が起動する
  • 同時実行数が増えると線形に負荷が増える

という特性です。

つまり、

  • 接続数が増える
  • 同期頻度が上がる
  • フルロードが走る

と、
CPU・メモリ消費は一気に跳ね上がります。

そのため、

  • 少量データ → 軽い
  • 本番運用 → 一気に重くなる

という“ギャップ”が生まれやすいのです。

これは欠点ではなく、
スケール可能な設計の裏返し だと捉えるべきポイントです。


Docker Compose構成で意識すべきポイント ⚙️

Docker Compose で Airbyte を動かす際、
次の点を意識するとトラブルを避けやすくなります。

  • 同時Sync数を抑える
  • フルリフレッシュは時間帯を分ける
  • メモリ不足時はWorkerが落ちやすい
  • ログと一時ファイルのディスク使用量

特にローカル環境では、

  • Docker Desktop のメモリ上限
  • CPU割り当て

がボトルネックになりがちです。

「Airbyteが不安定」というより、
Dockerに十分なリソースを渡せていない
ケースがほとんどです。

これは実運用でも同様で、

  • Airbyteの問題
  • インフラ設計の問題

を切り分けて考えることが重要です。


本番を見据えた環境設計の考え方 🏗️

Airbyte OSS を本番で使う場合、
ローカル検証と同じ感覚では成立しません。

重要なのは、

  • 同期数
  • 同時実行数
  • データ量
  • 同期頻度

を明確にしたうえで、

  • CPUコア数
  • メモリ容量
  • スケール方式

を決めることです。

Airbyteは、

  • 最初はDocker Compose
  • 成長したらKubernetes

という段階的移行を前提にしています。

Docker Compose は
あくまで“入口” であり、
重たい処理をすべて賄う前提ではありません。

この割り切りを理解していないと、
「思ったより重い」という誤解につながります。


まとめると

Airbyte OSS の必要環境は、次のように整理できます。

  • Docker / Docker Compose は必須
  • 最低限 CPU 2core / メモリ 4GB
  • 快適に使うなら 4core / 8GB 以上
  • 実運用では Worker が支配的にリソースを消費

Airbyteは、
軽量ツールではなく、スケール前提の基盤 です。

その分、

  • 小さく始められる
  • 成長に合わせて伸ばせる

というモダンデータスタックらしい特性を持っています。

必要環境を正しく理解することは、
Airbyteを「試す」段階から
「設計して使う」段階へ進むための重要な一歩 です。


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