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【新刊のお知らせ】Confluent×Databricksで“リアルタイム不正検知”を作る体験記を書きました

Last updated at Posted at 2025-07-24

深紅カバー.png

【新刊のお知らせ】Kafka×Databricksで“リアルタイム不正検知”を作る体験記を書きました

Databricks、Kafka、機械学習、Slack通知──
これらの技術をつないで「リアルタイムで不正取引を検知し、即座に通知する」システムを自分の手で作る
その一連の流れを記録した書籍を出版しました。


📗 書籍タイトル

ゼロから学ぶDatabricksとConfluent(Kafka)リアルタイム連携!非公式ガイド
👉 https://amzn.to/43UTCBy


🔍 なぜこの本を書いたのか?

  • 「Kafkaって名前だけは知ってるけど、実際には触ったことがない」
  • 「Databricksって何ができるの?GUIだけじゃダメなの?」

そんな自分自身の疑問からスタートしました。

最近では「リアルタイムデータ」「ストリーミング処理」がキーワードになることが増えていますが、いざ学ぼうとすると…

  • 用語が難しい
  • 設定が複雑
  • 仕組みが抽象的

こうした壁にぶつかりがちです。
そこで本書では、「まずは動かしてみる」という実践第一のスタンスで、KafkaとDatabricksを連携させてみた記録をまとめました。


📌 どんなことができるようになる本?

構成は以下のようになっています:

  • S3から顧客マスタや取引履歴をバッチで取り込む(Auto Loader)
  • Kafkaからリアルタイムで取引ログを受信
  • Delta Lake上でデータを構造化・加工(Bronze/Silver/Gold)
  • Pandas×Scikit-learnで簡易的なfraudスコアを付与
  • スコアに応じてSlack通知を実行
  • MLflowでモデルを記録・再利用できる形にする

Kafkaストリーミング × ML判定 × 通知という流れを、手元で再現できます


🎯 難易度は?対象は?

本書は、次のような方に特におすすめです:

  • KafkaやDatabricksを触ったことがない人
     → GUIとNotebookから始めています
  • 自分の手で動かして“理解”したい人
     → コピペだけでなく、失敗例や工夫も記載しています
  • ETLやMLを“つなげる”構成を試してみたい人
     → バッチ+ストリーミング、Delta+MLflowといった構成に触れられます

※画面キャプチャや図解はあえて少なめ。その分、コードと試行錯誤の記録に重きを置いています。


🧭 最後に

書籍の内容は「高度な理論」でも「精緻な設計」でもありません。
けれど、「やってみたからこそ実感できたこと」「詰まったときにどう考えたか」をそのまま記しています。

リアルタイム処理を“遠い存在”にしないために。
KafkaとDatabricksを使った“最初の一歩”を踏み出す一助になればうれしいです。


📘 Amazonリンクはこちら 👉 https://amzn.to/43UTCBy
ご興味があれば、ぜひ覗いてみてください!

📚 目次抜粋
ゼロから学ぶDatabricksとConfluent(Kafka)連携!非公式ガイド

🟦 第1章:Confluent/Kafkaとは何か?──イベント駆動アーキテクチャ入門
1-1. Kafkaとの出会い

1-2. イベント駆動とは何か?

1-3. Kafkaの基本概念

1-4. Kafkaで何ができるのか?

1-5. ログ保存型(Kafka Connect)との違い

🟦 第2章:Confluent Cloudを触ってみた──GUIとCLIの基礎体験
2-1. アカウント登録と環境構築

2-2. トピック作成とメッセージ送受信──Kafkaに“話しかけてみた”

2-3. Avroスキーマを登録してみる

2-4. スキーマの進化とデータの柔軟性

2-5. ksqlDBとKafka流SQLの威力

🟦 第3章:KafkaとDatabricksをつないでみる──最初のリアルタイム連携
3-1. Databricksとの接続設定

3-2. Kafkaトピックからストリーミング読み取り

3-3. Bronze層への保存と構造確認

3-4. メッセージが“流れてくる”実感

🟦 第4章:構造を整える──Silver層での加工と結合
4-1. 取引ログの整形

4-2. 顧客マスタとのJOIN

4-3. Silver層の意味と保存戦略

🟦 第5章:可視化とダッシュボード──BIツールとの連携体験
5-1. Looker Studioとの接続

5-2. ダッシュボードの作成と共有

5-3. 簡易アラートと集計表示

🟦 第6章:モデルの学習と評価──fraudスコア生成の前提
6-1. 特徴量エンジニアリング──“怪しさ”の材料を整えるまで

6-2. Scikit-learnでのモデル学習

6-3. 精度評価と閾値の検討

6-4. MLflowでモデルを記録する──再利用できる仕組みづくり

🟦 第7章:MLスコアで取引を評価する──即時アラートにつなぐために
7-1. 学習済みモデルの読み込みとスコアリング

7-2. fraud_scoreとis_alertの生成

7-3. Gold層への保存と通知対象の抽出

🟦 第8章:金融ユースケース①──不正取引リアルタイム検知システム
8-1. 顧客マスタと取引履歴をS3から取り込む──Auto Loaderの応用

8-2. Kafkaから取引ログを受信──リアルタイムストリームの開始

8-3. Silverでルール判定と構造化──疑わしい取引を抽出

8-4. MLflowモデルでfraudスコアを付与──不正確率の数値化

8-4補足. モデルの学習と登録──fraudスコア生成の前提

8-5. Gold保存とSlack通知──即時アラートの仕組み

8-6. 全体の振り返りと改善の視点──Kafka×ML連携の可能性

巻末. このアーキテクチャを応用できるユースケース紹介

おわりに

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