OpenStreetMapのタイルレンダリングサーバをお手軽に立ち上げたい

前置き

OpenStreetMapのサーバ環境を構築する際、バージョン依存などキツくてつらい。
Ubuntuのversionが異なったり、middlewareのversion依存が多すぎて構築途中で挫折した。
調べるとdocker経由で簡単に構築できる方法があったので手順メモ。

• 元記事

前提

構築に利用したのは Ubuntu 12.04

• Linux ubuntu 3.13.0-85-generic #129~precise1-Ubuntu

1. dockerのinstall

とりあえずdockerをinstall.

• https://docs.docker.com/engine/installation/linux/ubuntulinux/

2. 対象のエリアの地図データをDL

DownloadImage一覧から、tokyoをDL

• http://osm2vectortiles.org/downloads

curl -O https://osm2vectortiles-downloads.os.zhdk.cloud.switch.ch/v1.0/extracts/tokyo.mbtiles

mbtilesの実体は、SqliteDBのファイルなのでこれを読み込むことで簡単に地図データのDBが構築できる。

3. 描画したいstyleをDLする

MapBoxが公開しているstyleレポジトリからお好みのものをDLする。

git clone https://github.com/mapbox/mapbox-studio-light.tm2

ここまでの手順で現在のフォルダが以下のような構成になっていればOK

.
|- mapbox-studio.light.tm2
|- tokyo.mbtiles

4. docker imageの実行

あとはdocker runするだけ。

sudo docker run -v $(pwd):/data -p 8080:80 klokantech/tileserver-mapnik

表示確認

下記アドレスにアクセスすると地図のstyle一覧がでるのでお好みのstyleの地図が表示されているか確認する。

• http://localhost:8080/

mapbox-studio-lightをDLした場合。

• http://localhost:8080/#mapbox-studio-light/ol3

タイルアクセス

tileには下記アドレスでアクセスが可能

• http://localhost:8080/{style}/{zoom}/{x}/{y}.png
• http://localhost:8080/mapbox-studio-light/0/0/0.png