自身のためのAIとは
生涯現役プログラマを目指す私にとってAIとは何か?一言で話すと、良きアドバイザー、プログラマです。
やりたかった帳票システムの開発「ACR」はほとんどAIとの共同作業です。そして、開発作業を行うほど幅も広がり、便利に使いやすくなるので毎日楽しくやってます。
そんな最中に、Ceatec 2026で感じた違和感、もう少し具体的にわかりやすく説明することはできないか考えました。
未来予測
天気予報、株価予測、競馬予想など未来を予想する事が多い。そのほとんどが、過去のデータからパターンを学び、それを使って「これから」、「次」を考える。
ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot、GrokなどのAIもほとんどこの同じ方法を利用しています。
AIのデータとは
AIにおけるデータとは、インターネットの莫大なテキストデータです。そして、コンピュータは数値しか利用できないので、テキストデータをベクトルデータに変換し分析して答えを出しています。
ベクトルデータとは、ただの数字ではなく「向きと大きさがある数の束」です。
ただの数値: 25、102、2110 など単体です。
これで大きさを表したり、高さ、長さ、幅そして、温度をあらわしたりできます。
ベクトル: (3,7)、(5,7) など2つ以上の組み合わせ
2つを組み合わせる事で、表になったり、方向性例えば縦に3、横に4つなどと表現できます。
AI(LLM)がもちいる方法とは
AIの利用方法とはインターネットにあるデータ、単語、文章を
[0.2, 1.51, 0.885, -3.14, ...]
のように変換し、何百、何千個と数字の並びになおしています。
このベクトルを検証、考案された数式で計算したものをAIでは重みと呼び利用しています。
なぜ計算で出力できるのか
もともと文章の個々な単語には、主となる単語と、それを補う単語があります。
例えば「りんごは、赤い。」ここでは、りんごが主で赤いが補佐しています。これを数値化するのに全体を1として、りんごが0.8で、赤が0.2と決めたとします。
それをインターネットの1兆から10兆を超えるデータと修正していったらどうでしょう。最終的にでてきた数値は、非常に安定した数値になると思いませんか?実際にAIではこの方法が採用されています。
また、このように言葉の重要度を数値化したものを、AIでは重みと呼び利用します。しかしこれだけでは、今のような形はできません。
実はAIには、学習と推論という2つのモードがあります。
一つはインターネットから大量のデータ利用して賢くなる学習で、クラウドAi会社によって開発され運用されています。
もう一つは、学習から得たデータを利用する推論。つまり、我々がクラウドAIのテキストを入力して、回答を得る作業をいいます。だから我々が行っているのは基本推論だけになります。
プログラムの自動化
前にも記載しましたが、コンピュータはプログラムで動きます。このため、コンピュータに「富士山より高い山を教えて」と聞くとデータさえあれば簡単に答えてくれます。
ところが「富士山と同じくらいの高さの山を教えて」と聞いても答えてくれません。これは判断基準となる高さの範囲を指定しないとできないからです。
コンピュータには、人の話す言葉の曖昧さを理解できません。ところがAIでは、言葉を数値に変えることが可能になりました。
最近では、AIによる自動化などがよく話題になりますが、今まで言葉の曖昧さで、人が判断をしてプログラムを動かしていたことをAIがやっている事だけです。
結局、AIとは予言装置ではない
結論として、AIはテキスト入力されたデータに対して「過去の言葉の傾向を真似た装置」が正解な表現と思います。
しかしながら、使い方によってはAIは有用な優秀な道具になります。ソフトバンク孫さんは「発明をAI」に任せると仰っています。
小生流に考えるとこれはおそらく「発明のそのものを、人間のひらめきからAiによる大量の試行錯誤に変える事」と言いたいのだと考えています。
実際に、ACR Viewer For VsCodeはAiとの共同作業で気づいたことを実現したものです。
まさしく、Aiを便利で役にたつ道具として使っていく事が大事だと思っています。