はじめに
インフォマティカが提供する、 CDI(Cloud Data Integration)では、トランスフォーメーション(Tx)と呼ばれる変換部品を使って、ノーコードでデータの変換・連携を行うことができます。
この記事では、「ルックアップ」と呼ばれる、指定されたルックアップ条件に基づいてデータを取得するトランスフォーメーションを解説します。
変換部品の概要
指定されたルックアップ条件に基づいてデータを取得します
図解イメージ
変換部品の詳細
指定されたルックアップ条件に基づいてデータを取得するには、ルックアップトランスフォーメーションを使用します。例えば、ルックアップトランスフォーメーションを使用すると、ソースデータで使用されているコードの値をデータベーステーブルから取得できます。
マッピングタスクにルックアップトランスフォーメーションが含まれる場合、タスクはルックアップフィールドとルックアップ条件に基づいてルックアップソースを照会します。ルックアップトランスフォーメーションは、ルックアップの結果をターゲットまたは別のトランスフォーメーションに返します。単一の行または複数の行を返すように、ルックアップトランスフォーメーションを設定することができます。単一の行を返す用に設定されたルックアップトランスフォーメーションは、パッシブトランスフォーメーションです。複数の行を返す用に設定されたルックアップトランスフォーメーションは、アクティブトランスフォーメーションです。
1つのマッピングで複数のルックアップトランスフォーメーションを使用できます。 詳細モードでは、 詳細クラスタが処理できるソースに対してのみルックアップを実行できます。
ルックアップトランスフォーメーションでは、以下のタスクを実行します。
- 関連する値を取得する。ソースの値に基づいてルックアップテーブルから値を取得します。たとえば、ソースに従業員IDがあるものとします。ルックアップテーブルから従業員名を取得します。
- 複数の値を取得する。ルックアップテーブルから複数の行を取得します。例えば、部門内のすべての従業員を返します。
- 緩やかに変化する次元テーブルを更新する。行がターゲットに存在するかどうかを判断します。