概要
お待たせしました、ついにインフォマティカのJapan Azure Podに、SaaS型データカタログのCDGCがリリースされました!
日本国内でも、2023年からJapan AWS PodではCDGCを利用することができるようになっており、多くのお客様にご利用頂いていますが、Azureについては残念ながらまだ未リリースでした。
すぐに使ってみたい・試してみたい という方は、下記のブログの手順を参考に設定を進めてください。
そもそも、CDGCとは?
Cloud Data Governace and Catalogの略である CDGCは、SaaS型データカタログとして提供され、クラウド・オンプレミスを問わず、またインフォマティカ製品やそれ以外も問わず、様々な種類のシステムをデータカタログ化することができ、データ活用やデータ・ガバナンスの強化に有効なサービスです。
下記の記事も参照下さい。
Japan Azure Podのラウンチの何が嬉しいのか、どんな課題を解決できそうか?
下記のようなメリットがあります。
- 既存Japan Azure Podユーザーの方は、Pod(地域・クラウド種別ごとのサーバ環境)を使い分ける必要なし
従来までは、Japan Azure Podユーザーは、Japan AWS PodのCDGCを利用する必要があり、AWS Podの契約やそれに伴う別途のSecure Agentの用意が必要でしたが、今後そういった冗長の構成は不要となり、すっきりしたアーキテクチャを取って頂くことが可能となります。
- Private Linkの利用で、インターネット接続不要のSecureなネットワーク構成を確立
クラウド内部通信を実現するPrivate Linkの利用により、Azure上にあるインフォマティカの実行モジュールである Secure AgentとIDMC間の通信を内部通信(インターネット不要)として利用できるようになり、Secureなネットワーク構成を確立することができます。
CDGCは、Azure / Microsoft社のどんなサービスをカタログ化できるのか?
CDGCでは、以下のAzure、もしくは Microsoft社のサービス・製品に対して、スキャナーと呼ばれるメタデータ取得用のコネクタを用意しております。
Qiita記事やYoutube動画へのリンクも貼っているのでご確認下さい。
- Microsoft Azure Analysis Services
- Microsoft Azure Blob Storage
- Microsoft Azure Cosmos DB using JDBC
- Microsoft Azure Data Factory
- Microsoft Azure Data Lake Storage Gen2
- Microsoft Azure SQL Server
- Microsoft Azure Synapse
- Microsoft Azure SQL Server Script
- Microsoft Azure Synapse Script
- Microsoft Dynamics CRM using JDBC
- Microsoft Fabric Data Warehouse
- Microsoft Fabric Data Lakehouse
- Microsoft Fabric OneLake
- Microsoft OneDrive
- Microsoft Power BI
- Microsoft Purview
- Microsoft SharePoint Online
- Microsoft SQL Server
- Microsoft SQL Server Analysis Services
- Microsoft SQL Server Integration Services
- Microsoft SQL Server Reporting Services
- Microsoft SQL Server Script
まとめ
Japan Azure Podに、CDGCがリリースされ、より効率的な構成が取れるようになりました。
既にJapan Azure Podの契約をお持ちのお客様は、こちらの記事を参考にデプロイ処理を実施して頂き、新規のお客様は弊社営業、もしくは下記の問い合わせフォームにご相談下さい。