Rasbianを再インストールしたので以前書いたRaspberry PiでEmacs 24.5とCaskを使うを読みながらEmacsのインストールをしました。Emacsでプログラムを書いてファイルを保存しようとC-x C-s (コントロールを押しながらx,sの順にキーを押す)をしたところEmacsが反応せずファイルの保存ができません。
X-ON/X-OFFフロー制御
調べているとProblem with GNU Screen when using Emacs C-x C-s (save-buffer)に原因が書いてありました。C-sは送信を中断 (XOFF)するフロー制御文字のため、EmacsでC-x C-sを押してファイルを保存しようとするとScreenがフロー制御してしまうようです。
今回の環境はOSXからUSBシリアル変換アダプターとScreenからRaspberry Piにシリアル接続しています。Screenデフォルトのエスケープ文字はC-aです。このままEmacsを使うと行頭に移動できなくなるので.screenrcを書いてエスケープ文字をC-tに変更しています。
escape ^Tt
:flow off
ScreenからRaspberry Piに接続した後にC-tを押してエスケープシーケンスから:flow offを入力します。
:flow off
-flowと表示されフロー制御がオフになります。
-flow
defflow off
Raspberry Piに接続する度にエスケープシーケンスを入力するのも面倒です。OSXの.screenにdefflow offを書いておくと設定が保存されます。
escape ^Tt
defflow off