GitHubで作業していて、
「git push origin ブランチ名 がうまくいかない!」
という経験はありませんか?
設定をいじる前にあれこれ悩むより、
「もう一度cloneし直して環境を整理する」方が個人的に早くて確実なことが多いです。
この記事では、「pushできない」ときのよくある原因と、
再cloneによる解決手順を紹介します。
❗よくあるpushできない原因
まず、pushが通らない代表的なパターンを整理します。
原因 症状・エラー例
リモートリポジトリが正しく設定されていない fatal: not a git repository
ブランチ名の入力ミス error: src refspec ... does not match any
認証情報(トークンやユーザー名)の問題 Authentication failed
他の人が先に更新していて競合している rejected - non-fast-forward
cloneしたフォルダを移動/削除した push先が消失している
これらの状態になると、初心者が設定で直そうとしても逆に複雑になります。
再cloneして整理したほうが結果的に早いです。
🧹 最速解決法:もう一度cloneし直す
1️⃣ 既存の作業フォルダをバックアップ
まず、今の作業ファイルを一時的にコピーしておきましょう。
(例:python_test フォルダをデスクトップにコピー)
2️⃣ 既存のフォルダを削除
古いリポジトリ設定(.gitフォルダ含む)を削除します。
手動でフォルダごと削除してOKです。
3️⃣ 新しくcloneする
GitHubからもう一度cloneを行います。
git clone クローン先URL
4️⃣ 自分のブランチを作成する
cloneが終わったら、ブランチを切ります。
cd learning_python
git checkout -b ブランチ名
※ブランチ名は自分の名前でOK(例:tarou)
5️⃣ バックアップしておいたファイルを戻す
コピーしておいたscript.pyなどの作業ファイルを、
新しくcloneしたフォルダの中に移動します。
6️⃣ add → commit → push
以下の順に実行します。
git add .
git commit -m "retry push"
git push origin tarou
これで正常にpushできるはずです!🎉
💡 コツと注意点
古い.gitフォルダを残さない:clone前に必ず削除
ブランチ名を確認:git branch で現在のブランチ名をチェック
認証情報はキャッシュされている場合あり:トークンエラー時は再ログイン
✅ まとめ
状況 解決策
pushが通らない・原因がわからない cloneし直してやり直す
ファイルを残したい 先にバックアップを取る
何度もpush失敗する .gitが壊れている可能性あり
🧭 著者について
鈴木 眞弘(株式会社スマイルコレクション)
エンジニア育成・開発支援を行っています。
初心者でも案件参画を目指せる学習コミュニティ 「MotherLink」 を運営中。
→ https://smile-collection.jp/learn/lp/jp/